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20年後 (オー・ヘンリーショートストーリーセレクション 1)

20年後 (オー・ヘンリーショートストーリーセレクション 1)

20年後 (オー・ヘンリーショートストーリーセレクション 1)

作家
オー・ヘンリー
和田誠
O.Henry
千葉 茂樹
出版社
理論社
発売日
2007-04-01
ISBN
9784652023716
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20年後 (オー・ヘンリーショートストーリーセレクション 1) / 感想・レビュー

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Hideto-S@仮想書店 月舟書房

「世界中のよくできた物語のほとんどは、補うことのできない不足を描いたものだといってもいい」(『三番目の材料』)。20世紀はじめのニューヨークを舞台に、人と人が出遭う瞬間を鮮やかに切り取って心に響くショートストーリーに仕上げる。ほろ苦くてハートウォーミング。どこにでもある素材で9篇からなるフルコースを創る名シェフの趣。前菜は20年前に待ち合わせの約束をした親友同士のドラマ(『20年後』。引退した金庫破りと刑事のやり取りを描く『改心』は心が温まるスープのようなストーリー。千葉茂樹氏の新訳と和田誠氏のイラスト。

2015/09/02

☆よいこ

子供向けセレクションなのでとても読みやすい。[20年後]待ち合わせに現れた警察官[改心]金庫破り、子どもが金庫に閉じ込められ…。[心と手]列車で乗り合わせた知人、保安官と手錠で繋がれた犯人。[高度な実利主義]アマチュアはプロに叶わない。[三番目の材料]牛肉とジャガイモとタマネギ。[ラッパの響き]借りがあるので逮捕できない。新聞社に電話。[カーリー神のダイヤモンド]ポンプは牛?[バラの暗号]4本のバラは愛の告白か暗号か。[オデュッセウスと犬男]犬の世話ががりの男たち。▽最後の二つはちょっと落ちがわからない。

2018/10/01

うまる

オー・ヘンリーのショートショート選、1巻。子供の頃に『賢者の贈りもの』と『最後のひと葉』に出会って衝撃を受けました。わたしにとっては短編やSSを好きになるきっかけを与えてくれた偉大な作家様。久々に読みましたが、どれもよくできていて安定のオチです。100年以上も前の作品だけど現在に通じる話もあり、特に『犬男』なんかはペットブームの現代の方が笑える設定だと思います。一番面白かったのは『三番目の材料』。メイン食材は主人公の物だっていうラストが小気味良い。覚えていたのは表題作だけだったので新鮮な形で楽しめました。

2020/10/12

anne@灯れ松明の火

読友さんのつぶやきで、「O・ヘンリー誕生日読書会」に入会。本日がお誕生日とのこと。おめでとうございます! 没後100年余り経って、誕生日を祝われるなんて、すごいなあ♪ O・ヘンリーと言えば、「最後の一葉」「賢者の贈り物」ぐらいで、児童書コーナーにこんな読みやすいシリーズがあったとは知らなかった。「もしかして、こうなるかな?」とヨミが当たるものもあれば、「???」とピンとこないものもあったが^^;私にとっては新たなジャンルに出会えて良かった。和田誠さんの挿絵がいい。

2014/09/11

yamatoshiuruhashi

久々のO.ヘンリィ。新約による作品集だが、久しぶりにO.ヘンリィの世界を堪能。黄ばんだ40年余前の文庫本では文字数が小さすぎるので改めて文庫で読めるだけ読もうと思ったら廃版でした。この短編集を読んでみると、いろいろな作家に影響を及ぼしているのがよくわかる。平成29年、2017年の締めの一冊に満足。

2017/12/30

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