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雑種 (世界ショートセレクション)

雑種 (世界ショートセレクション)

雑種 (世界ショートセレクション)

作家
フランツ・カフカ
ヨシタケシンスケ
酒寄進一
出版社
理論社
発売日
2018-08-18
ISBN
9784652202470
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「雑種 (世界ショートセレクション)」のおすすめレビュー

小6の娘がカフカの『変身』を読書感想文に選んだ理由は? 母は20年ぶりに読んで…

『カフカ ショート セレクション 雑種』(フランツ・カフカ:著、ヨシタケシンスケ:イラスト、酒寄進一:訳/理論社)

 夏の読書感想文の定番の1冊と言えば、カフカの『変身』である。何と言ってもそのページ数の少なさが、本を読むのが嫌いな中高生にもハードルを低くしているのは周知の事実なわけだが(カミュの『異邦人』も同様)、我が家においても、小6の娘が今夏の読書感想文の対象として選んだのが、この『変身』。やはりページ数かぁっ! と思ったのだが、いやしかし。何ゆえにカフカなのかと聞くと、好きなボカロの曲が『変身』をモチーフにしているからだとのこと。そのボカロ曲とは、初音ミクの「始発とカフカ」だそうだ。

 なるほどなあ。何となくとても嬉しい気分になったのは、自分の好きな音楽とか小説とかの中に引用されている先行者の作品を必死で探して読んだり聴いたりした自分の青春時代を思い出したからである。影響関係がどうとか、そういうことはあまり考えず、ただ、好きなクリエイターのリスペクトしているモノをもっと知りたいという欲求に自然と駆られて、本から本へ、曲から曲へと、あるいはメ…

2018/9/30

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雑種 (世界ショートセレクション) / 感想・レビュー

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KAZOO

この本は、対象が若い人向きなのでしょうね。最近はカフカなどという作家は忘れ去られる傾向になると感じていますがこの本の挿絵のヨシタケシンスケさんと訳者の酒寄さんの言葉が理解しやすく読んでも面白いと感じるのではないでしょうか?15の短篇というかショートショート的な作品集です。表紙になっている絵と作品集の題名ともなっている「雑種」は最近書かれたものだと言ってもいいくらいの作品です。

2019/02/04

けんとまん1007

カフカ。独特の空気感がある作家。稀有な一人。そこにヨシタケシンスケさんの挿絵。凄いコラボレーション。企画した人のセンスが光る。カフカ。読んで、どう捉えるか。反応は180度真逆だったり。だから、いいのだ。

2019/03/03

アナーキー靴下

15編の短編集。短いものは2ページ程。ある程度の長さがある物語は、受け止め方が合っているかどうかは別として、自分の中で何らかのイメージが結ばれてくる。短すぎる短編は、イメージが浮かぶ前に終わってしまうものが多く、私には難しかった。「ハゲタカ」は小学生の頃にカフカと知らず読み、強烈な印象を受けた作品。これは昔読んだ訳の方が好き。血を流しながら感じる「奇妙な安堵感」が私の心の原風景(「悪夢のような異常な話」という本に収録されているもの。うろ覚えなので訳文はもしかしたら違うかも)。

2020/08/27

黒井

19-147】「活路を見いだしたければ、学ぶものでしょう」…ドキリとさせられたのは読み進めながら「わからない」をわからないまま抱えるという経験について想いを馳せていたからだ。泣けるとか衝撃の結末とか、そういう蔓延るお膳立てに浸り過ぎると羅針盤の針も錆びる。わからないことだらけでも、答えは自分の頭で考えた先にしか存在しない事だけはわかる。/訳者後書きで解説されてる収録順の話のおかげで早々に煽られる再読欲!そしてカフカの作品とヨシタケ氏のイラストって相性良いんだな。『流刑地にて』の表紙絵、ずるいでしょこれは。

2019/09/08

アヴォカド

読書会のため再読。突然陥る理不尽な状況に、自分の常識ややり方でなんとかしようとしてどうにも出来ない人や、諦め開き直ってなじもうとする人、馬鹿馬鹿しい努力をする人…など、今の世の現実にも充分にハマる。読んでいて、えー?!っと思ったり、クスッと笑えてしまったり、それはないよねーとしょげたり。それもまあ、今の世の現実と同じと言えば同じ。

2019/02/10

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