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北京ヴァイオリン

北京ヴァイオリン

北京ヴァイオリン

作家
立原えりか
チェン・カイコー
シュエ シャオルー
出版社
愛育社
発売日
2003-04-01
ISBN
9784750001517
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北京ヴァイオリン / 感想・レビュー

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kaoriction@感想は気まぐれに

ほんとうに大切なもの。一番大切なもの。それにふさわしい場所。それらに気づくラストは何とも言えない感覚だった。「心が洗われる」とはこのことかもしれない。果たして、芸術とは一体何なのだろうか?真の芸術家は世界のあちこちに埋もれ、富や名声とは無縁に楽しい日々を送っているのかもしれないな。田舎町から才能を開花させるために都会に移り住むリウとチュン父子。落ちぶれたチアン先生、愛に飢えた美女リリ。大人と芸術の世界。明かされてゆくチュンの過去。ありがちな大団円で終わらないのがいい。いつかチアン先生と舞台に立って欲しい。

2015/10/10

ジュースの素

地位や名誉ではない本当に美しい音色はどこにあるのか、このチュンと言う子が教えてくれる。北京駅の雑踏に捨てられていた赤ん坊とバイオリン。哀れに思った田舎の男が貧しい中育てたチュン。北京の偉い先生に習おうと父は仕向けるが、金や欲にまみれたコンサートの裏側を知ってしまう。チュンは田舎で父さんや村人の前で弾くのが一番幸せだと戻って行く。やはり中国の金欲主義がここにまで描かれる。あの「大地の子」を思わせるような健気な父と子だった。 ノベライズ作品。

2018/06/14

ひろ

生活の中のライブ音楽って最高だけど、もうちょっとだけ上目指すの、ダメかなぁー、って、少し切ない。

2021/04/04

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