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マルクスと日本人――社会運動から見た戦後日本論

マルクスと日本人――社会運動から見た戦後日本論

マルクスと日本人――社会運動から見た戦後日本論

作家
佐藤優
山崎 耕一郎
出版社
明石書店
発売日
2015-07-17
ISBN
9784750342184
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マルクスと日本人――社会運動から見た戦後日本論 / 感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

55歳。人生の残り時間を意識する時期(3頁)。私はあと10年も生きる自信なし。本書はプロテスタント、マルクスから影響された一冊(4頁)。佐藤先生が良書とされるのは、『経済学方法論』『マルクス経済学の基本問題』『わが生涯の闘い』(60頁)。佐藤先生は、安倍政権は国際的に通用しない議論をいろいろなところでやるんだけども、日本の中では通用してしまうという(223頁)。これでは鎖国的でグローバル外交って何か? と問い返すしかないのではないか? 

2016/05/06

matsu04

佐藤氏が若い時分に社青同の活動をしていたことは他の著書でも触れられていたが、社青同・協会系といえば共産党より左だというイメージがある。本書は、その社青同中央委員長だった山﨑氏と佐藤氏が日本の社会主義運動の流れを振り返るとともに、非共産党マルクス主義について語っており、非常に興味深い。

2015/11/26

Z

新左翼でもなく、共産党でもない、あまりスポットライトに当たらない左翼の運動を語る本。社青同、社会主義協会がメイン。いわゆる革命思考が強くないがマルクス理論を軸に動いていた人々を追いながらローザ、カウツキー、レーニン、スターリンの評価を交え、当時の運動を振り替える。この本、固有名追うのがはーどだが、すごく重要なことの宝庫。肝は多数派の階級はプロレタリアートであり、階級から離れた中性的な個人はいないということ。構造的な貧困は絶対なくさないといけない。公務員でも非正規にかなり頼っている。プロレタリアートの階級

2016/01/28

Happy Like a Honeybee

社会主義運動を生業とし、実践されている山崎氏との対談。 客観的な見解として主導権争いで、組織が分裂しているとしか思えないが…。 毛沢東の政治感覚。批判は3で評価は7。資本主義論理と相違した領域を意図的に形成すること。至言だ。

2015/08/30

nureyev

前半の社会主義運動の展開は、あまりにもマニアックで、ついていけなかった 世の中にあまり知られていなかった、非共産党系マルクス主義について、きちんとした記録を残すという趣旨は、十分達成できたのではないかと思う

2015/08/25

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