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バッド・フェミニスト

バッド・フェミニスト

バッド・フェミニスト

作家
ロクサーヌ・ゲイ
野中モモ
出版社
亜紀書房
発売日
2017-01-24
ISBN
9784750514949
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バッド・フェミニスト / 感想・レビュー

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かもめ通信

この本の著者は小説家であり大学教員でもある。大学で彼女は、数少ない女性教員であると同時に、学内でただ一人の黒人の教員でもあるという。そんな彼女が時に鋭く、時に馬鹿馬鹿しく、ユーモアたっぷりに書き綴るのは、自身の経験を絡めたアメリカ社会のことや、小説のこと、TVドラマのことや映画のこと等々、歩けば、いや歩かなくても目を開けるだけで、否が応でも目にし、耳にし、考えざるを得ない「女であること」や「黒人であること」にまつわるあれこれ。時に笑い、時に憤慨しながらも肩肘張らずに読めるが、いろいろ考えさせられもする。

2017/04/17

スイ

私はフェミニストだと、胸を張って言いたい。 けれど、フェミニストというのは強く賢く独立している完璧な人(近年フェミニストとして有名なエマ・ワトソンなどはまさにぴったりに思える)というイメージが私の中にあり、だらしない自分などが名乗ってはいけないと思ってしまう。 この作品で、著者は自身を「バッド・フェミニスト」と呼ぶ。 時には女性蔑視の文化をそれと知りながら楽しんでしまうことなども正直に書かれていて、読んでいて胸のつかえが取れるようだった。 様々な音楽や映画を題材に書かれており、

2017/04/15

吾輩は冬支度

小説や映画の評論を読んで、ああ、これまで気にしたことがなかったけれど、おそらく今まで私が読んだり観たりしてきた物語の作り手たちは白い肌の持ち主だったのだろうなあ、と、痛感しました。そして「気にしたことがなければそうなってしまう」ということの意味も。白い肌の作り手による創作物を摂取して培ったリテラシーは無意識に、しかしとても白人的になっていて、そのことで見えなくなっていたものが沢山あるのだと思います。タランティーノの『ジャンゴ』評とテイト・テイラーの『ヘルプ』評は私にとっては事件でした。勉強になりました。

2017/02/19

jamko

一応数日前に読み終わってたのだけどちゃんと読み切れてる気がしなくて、手元に置いてパラパラ読み返してる。テーマも角度も多岐に渡って情報量が凄まじい。文章のキレはいいが読みやすいとは違う。回りくどいほど重ねる言葉に著者の誠意があるような気がしてグッとくる。あとタイトルに構えず、アメリカンカルチャーに興味がある人なら絶対面白いと思う。映画やドラマ、小説や音楽もたくさん引き合いに出されてるし。とりあえず私は『ロー&オーダー:性犯罪特捜班』DVDセットをぽちりたくてフルフルしてます。

2017/02/18

Mana

従来の異性愛者白人女性の枠にとらわれないフェミニズムをって本。著者は黒人女性で、ちょっとCNアディーチェに被る。教育については、特権的立場だったと自分を振り返るところも。色々なTVドラマとかポップカルチャーとかを引用してるけど、作品自体を知らないとちょっとピンとこない。フェミニズムの「正しさ」に捕らわれないっていうのは最近増えてる主張だからあまり目新しさはなく、それよりも人種差別の話が印象に残った。「ヘルプ」とか差別を告発する作品という認識だったものが、白人に甘いマジックニグロの物語というのは衝撃的。

2017/07/18

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