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ニューヨークで考え中(3)

ニューヨークで考え中(3)

ニューヨークで考え中(3)

作家
近藤聡乃
出版社
亜紀書房
発売日
2020-12-02
ISBN
9784750516776
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ニューヨークで考え中(3) / 感想・レビュー

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アキ

2017年12月21日〜2020年9月3日のニューヨーク生活。いつの間にか渡米10年になった。自分がアメリカ人と結婚して義理の娘が出来てニューヨークで暮らしているなんて、まるで夢のよう。結婚しグリーンカードを申請してから、届いたのは1年9ヶ月後だった。2020年コロナで非常事態宣言が発令された。そして突然夜中に上の階から大量の水が降ってきた。この建物に火事が発生したのだ。途方に暮れて、ブルックリンの親戚の家に移動した。サンセットパークは緑が豊かで過ごしやすい場所だった。10年後私はどうしているんだろう。

2023/09/15

buchipanda3

待望の3巻目。NY在住の漫画家さんの日常エッセイ漫画。いつもは割とゆる~い内容に時々ハッと気づかされる感覚を楽しむ感じだけれど、今回は最後の方に思い掛けない出来事が。コロナやBLMがNYを包み込む中で起きた事の話は丁度web連載で読んだ時、驚いた。さらに「最終回」という題名の時もエッとなったが、それはA子さんの最終話の件だったので安堵。本作もA子さんも読めて嬉しい。作者さんに感謝。他にはグリーンカードの話や元からあった問題や価値観の変化の話も印象的。ワナワナさせるほどのマッツァボールは食べてみたいなあ。

2020/12/11

どんぐり

3巻目のエッセイ漫画。2017年12月~2020年9月まで2年半にわたる漫画家のニューヨーク生活。グリーンカードの取得とパートナーとの生活、NYの信号に住むイエスズメ数話。2020年3月1日、NY市内で初めてコロナ感染者1名確認。あれよあれよという間にNY州非常事態宣言、国家非常事態宣言によるロックダウン。静まり返った街で、マンションの火事と水漏れ事故に避難生活。そんな出来事で著者の日常は抗えない中断に見舞われる。それでも、マンガを描いていると、「いつもの生活」にいるようでホッとできたと記す。第4巻へ続く

2023/09/06

ぶんこ

「ささやかに充実した退屈な暮らし」とは言い難い災難続き。上階での火事による住居水浸し事件。避難したホテルはコロナ禍もあって格安で利用できたようですが、その後の避難先での生活。水浸しの自宅のリノベも、コロナ禍で長引く。思わず、今回のような自己責任ではない火災による水浸しの損害補償を調べてしまいました。我が家も洗面所に上階での洗濯機排水事故による水浸し事件がありましたが、狭い洗面所だけでも後始末が大変だったので、さぞかしと思いました。他には、グリーンカードが書留ではなく普通郵便で届くのに仰天。

2024/01/07

あーびん

冒頭の同じ店の前の見開きの対比が2020年を如実に表している。今年の正月はまだコロナでこの1年がこんなことになるなんて思いもしなかった。それは日本もニューヨークも全世界の人が同じ思いだろう。近藤さんはロックダウン中、住み慣れたソーホーの自宅を離れざるを得ない災難に見舞われとても大変だった様子。もはや2022年の正月がどうなっているかなんて想像もつかないが2021年はささやかな希望を忘れずに過ごしたい。あとアメリカのイエスズメはイギリスからの移民だったのにびっくりした。

2020/12/26

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