うその楽しみ (中学生までに読んでおきたい哲学 3)
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うその楽しみ (中学生までに読んでおきたい哲学 3) / 感想・レビュー
KAZOO
第2巻目は「嘘」に関する物語や評論が中心です。星さん以外はあまり読んだことがないのですが、小説では同じ題名の「嘘」という遠藤周作と太宰治が楽しめました。評論やエッセイでは、柳田國男、河合隼雄、串田孫一、加藤周一の作品が読みごたえがありました。桂三木助師匠の「饅頭こわい」も楽しいですね。
2020/02/20
mm
子どもの頃に親から「嘘をついてはいけない」とかなり刷り込まれた。もう嘘をつくということと、怒鳴られ叩かれた事は一体化してる。しかし今思えば、私の思う嘘の幅は狭かったな。。親ももう少し禁止事項を小分けにしてケース事例として禁止した方が良かったのでは。相手は子どもですから…所詮根源的な事は理解できないのですから…全く嘘がつけなかったら、人間関係はギクシャクするだろう。嘘を嘘とわかって会話を楽しむことは、色んな場面で有効だ。どうせなら、この地球は宇宙人に売り飛ばしてやったぜ!くらいの話を思いつく人間になろうぜ。
2021/04/25
tom
ウソをつくのは悪いことと言われた育つのが普通の子ども。でも、私は、子育てを始めて、ずいぶん経ってから、ウソをつくのは大人に近づいた証拠だと気付いた。下品なウソと下品じゃないウソがあることも、そのころに気づいた。上手にウソをつくのは、とても大切なこと。当たり前のことなのだけど、上品と下品をきちんと切り分けるのは、なかなかむつかしい。そして、昔から、人々は、そのことを語っていた。そういう文章を集めた本。
2021/06/27
おはなし会 芽ぶっく
哲学というと難しいことを言っているようですが、つまりは「考えること」だそうです。考えることをより楽しむための「うその楽しみ」だそうで、それでも?と思っていたら、最初は星新一さんの『約束』から始まり、うそにまつわる短編が19編続きます。普通に読んで哲学になっているかな? 約束(星新一)/ うそとパン(幸田文)/ ウソと子供(柳田国男)/ うそ話(井伏鱒二)/ 昭和二十二年の井伏さん(井上ひさし)/ 贋エチオピア皇帝の訪れ(種村季弘)/ うそからまことが出てくる他一編(河合隼雄)/ 嘘について(串田孫一)→
2020/01/11
コーデ21
中学生までに読んでおきたい哲学シリーズ、2冊目。「中学生まで」と銘打ってるものの、大人でも充分楽しめるアンソロジーシリーズ! 全本読破を目指したいです^^ 嘘も方便とはよく言うけど、嘘がない世の中って空恐ろしいことになりそうな? 『100万回生きたねこ』の作者である佐野洋子さんの気っ風のいいエッセイにはウンウンと頷きっぱなし~(笑)
2020/11/09
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