岡崎京子の研究
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岡崎京子の研究 / 感想・レビュー
も ち@病気療養入院中のためオヤスミしています。
「岡崎京子」という漫画家の全てを網羅したかのような本格的な研究書。事前にある程度の岡崎京子作品、または彼女の文章作品、並びに作品にまつわるカルチャーの事などを知っているのが前提で語られているので、「入門書」には不向きだが「研究書」としては読み込むだけの価値が充分にあると感じる。今も音楽・映画・小説などあらゆるメディアに岡崎京子の影はひそんでいる。これでもまだ、研究書としては「大ザッパ」というのだから、自分がいかに岡崎京子のごく一部しか見ていなかったのか思い知らされる。もっと彼女の事が知りたい。
2015/10/17
エリナ松岡
冒頭にも書かれておりますが、彼女の経歴を辿ることで、それぞれの作品を読むにあたっての望ましい基礎知識を得られるといいますか、なかなかうまい構成に思います。もちろん岡崎京子の作品ごとの解説・解読も巻末にあります。▼彼女の作品を読んでスッと理解できる人なら必要ないかもしれませんが、半信半疑で読んでいる僕なんかには非常に助かります。
2020/05/28
bookish
原画展をきっかけに、いろいろ岡崎京子さんにまつわる書籍を読むことに。数いるマンガ家の中でなぜ岡崎京子さんがカルチャー界隈の人の言葉に乗っているのかがすごく筆者の言葉で明確にされていて納得した。いわゆるマンガ雑誌以外のところでの活躍や発言が多かったとのこと、すごくしっくりきました。
2015/02/01
兎乃
「0.1963-1979岡崎京子の前史」「1.1980-1985岡崎京子の黎明期」「2.1986-1988岡崎京子の初期」「3.1989-1992岡崎京子の中期」「4.1993-1996岡崎京子の後期」「5.1997-2012岡崎京子の事故後」「6.付録:主要単行本解説/参考文献」の7章で構成。岡崎京子を通して'80/'90という時代が感じられる研究書。ファンの激しい思い込みだけで書かれたものではないので 読みやすさもあり 正確性もあるのだろうなぁと思います。。
2012/08/20
チェコ
考察は少なく、岡崎京子についてのデータが充実している本。岡崎京子論を書く人は資料的に使うといいと思う。
2015/07/29
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