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洋書ラビリンスへようこそ

洋書ラビリンスへようこそ

洋書ラビリンスへようこそ

作家
宮脇孝雄
出版社
アルク
発売日
2020-11-27
ISBN
9784757436589
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洋書ラビリンスへようこそ / 感想・レビュー

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HANA

著者が読んだ様々な洋書を紹介する一冊なのだが、その紹介の手際が良くて滅法面白い。総じて読みたくなる本が多いが、英語がABCのレベルで止まっている我が身だと、紹介されている本に翻訳されているのがあまりないのばかりなのできついなあ。とりあえずチャトウィンの『パタゴニア』読もうかな。ブギーマンを考察した『怖いよ、ブギーマン』とか、キム・ニューマンのホラー書評やとか絶対面白いと思うのだけど。あと原文と訳文が同時に収録されているので、英語の勉強復讐にもいいかも。本の魅力と翻訳のコツ、同時に教えてくれる良書でした。

2021/06/19

ルカ

タイトル通りラビリンスですね。どの項目も、こだわりの一冊で、洋書の初心者には気軽に読めそうな本が無かった。私が思っていた内容とは違っていたので残念。 しかし、洋書を読み慣れている人や、いつもとは違った洋書を読みたい人には良いかもしれません。

2021/01/26

M H

洋書の魅力を軽妙に開陳するエッセイ第3弾。相変わらず英語がわからなくても面白い。前2作「翻訳地獄へようこそ」「洋書天国へようこそ」よりは選書がマニアックかな?トレヴァー(宮脇さんが翻訳中の「ディンマスの子どもたち」いつ出るかな…)、ミルハウザーといったおなじみの作家による小説以外にも映画評論、ゴス、旅行記など多彩。日本滞在記が紹介されているピーター・ケアリーはもっと小説訳されないかな。

2020/12/22

くさてる

洋書を読みたい人へのブックガイド、ではあるけれど、洋書ハードルが高い私のような人間にも楽しめるブックガイドでした。なかには翻訳がある本も。シャーリイ・ジャクスン「なんでもない日」の紹介があったのは嬉しい喜びでした。しかし、こうやって眺めてみれば、もし英語が読めたなら読書の喜びは何十倍、何百倍にも広がるのだろうなあという当たり前の思いにため息が出ます。そして、そんな本を翻訳してくださる仕事の尊さも実感しました。

2021/05/01

テイネハイランド

図書館本。英語雑誌「マガジンアルク」への連載をまとめたものです。同著者の二冊の本(「翻訳地獄へようこそ」「洋書天国へようこそ」)に比べると、今回紹介されている本にはマイナーなものが多い気がしますが、最後まで興味深く読むことができました。それぞれの紹介は、トータル5ページほどの枚数で、その中で必ず原文の引用があり、その紹介の仕方が宮脇さんは上手だなといつも思います。分離不定詞(to seriously consider)をアナウンサーが使うと抗議の電話や投書が殺到するという話(p.204)が面白かったです。

2021/01/31

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