洋書ラビリンスへようこそ
洋書ラビリンスへようこそ / 感想・レビュー
M H
洋書の魅力を軽妙に開陳するエッセイ第3弾。相変わらず英語がわからなくても面白い。前2作「翻訳地獄へようこそ」「洋書天国へようこそ」よりは選書がマニアックかな?トレヴァー(宮脇さんが翻訳中の「ディンマスの子どもたち」いつ出るかな…)、ミルハウザーといったおなじみの作家による小説以外にも映画評論、ゴス、旅行記など多彩。日本滞在記が紹介されているピーター・ケアリーはもっと小説訳されないかな。
2020/12/22
菫子
洋書沼へようこそ!という感じの素敵な御本で、洋書沼の住人の自分にも目新しい作品がたくさんあって嬉しくなりました。ただ、女性向けのロマンス小説が紹介されていなかったのが残念かも。。
2020/12/01
timeturner
読みたい本が増えて困ると悲鳴をあげながら読んだ。でも、紹介されている本の多くは電子書籍化されていなくて、翻訳されたものの多くは絶版になっている。昨今の出版界の厳しさを感じた。英語での引用を著者が訳した個所はとても参考になる。
2020/12/31
Inzaghico
サッカーフェチとしは”A Book of Two Halves”が読みたくてしかたがない。「英国の庶民に絶大な人気を誇るサッカーがテーマの短篇小説集」ときたもんだ。先生がとりあげたのは、アーセナルの本拠地の真ん前に住む労働者階級の女性の物語だ。夫は家に帰らなくなり、別の男ができるものお、その男はDVをふるうようになって……。イギリスの労働者階級とサッカーの結びつきが目に浮かぶ。
2020/12/10
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