アンチ・マジカル ~魔法少女禁止法~ (一迅社文庫)
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アンチ・マジカル ~魔法少女禁止法~ (一迅社文庫) / 感想・レビュー
中玉ケビン砂糖
、ナマヌルイかな、と思ったらさすが一迅社というべきエグイ方向に話を持っていくのは痛快、あとがきに『ウォッチメン』について言及している箇所があったので、なるほどね、という決して穏当とはいえない結末に得心がいった、たとえば、「愛」とか「憎悪」とか「善」「悪」といった抽象概念をとことん追求していくと、それは「論理性」と「普遍性」だけの話になり、もはや「人間性」(くだいて言えば「人情」とか「慈愛」というもの)というものは加味されなくなる
2015/01/10
ヴィオラ
Twitterで知った一冊。ウォッチメン、ウォッチメン!と、ある程度ネタ的に買ってみたんですが、これが予想以上に楽しかった!確かに内容は「ウォッチメン」ありきな感じですが、ヒーローを魔法少女に置き換えた時点で勝ちな感じですw 魔法少女の存在理由、禁止法が制定された過程や、現在の「元」魔法少女の置かれた境遇…良く出来てる。途中で終わっちゃってる所が惜しいんだけど、リライトした単行本があるので、そっちで補完!
2018/11/01
niz001
やっと手に入れた。黒伊藤ヒロ。「まほいく」とか「非公認魔法少女戦線」を思い出す、こっちが先やけど。「ウォッチメン」は見てないし読んでないので全然OK。『魔法少女論』としても読める。
2018/01/03
1_k
アイディア勝ち。シリアスで救いの無い世界観と頻出する固有名詞のミスマッチが最高にいい。ラストが続刊前提?で思わせぶりなまま投げっぱなしで終わるのはいただけないけれど。各キャラの掘り下げ不足もあって、行動原理がよく分からない点も残った。それでも、アイディアが秀逸なので総体的に良作だといえる。ウォッチメンは見たことが無いのでパクリ云々は分かりません。
2011/09/23
tegi
魔法少女/戦闘美少女を愛する者としては、25歳の魔法少女に憧れる女装っ子15歳、という主要人物二人の構図からして胸をえぐられる。そうだよそういうことなんだよ。中盤までは『ウォッチメン』をむちゃくちゃ忠実に辿りつつ、魔法少女ものの深いところへと踏み込んでいく姿勢に胸打たれる。続きはまだなのだろうか。
2011/03/21
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