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私たちは失いながら生きている (メゾン文庫)

私たちは失いながら生きている (メゾン文庫)

私たちは失いながら生きている (メゾン文庫)

作家
いぬじゅん
竹岡美穂
出版社
一迅社
発売日
2019-11-09
ISBN
9784758092227
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「私たちは失いながら生きている (メゾン文庫)」のおすすめレビュー

“失恋依存症”の治し屋と、対象者の間に生まれる恋の行方は――『私たちは失いながら生きている』

『私たちは失いながら生きている』(いぬじゅん/一迅社)

 失恋依存症――失恋したことを受け入れられず、深い喪失感により絶望に支配されていく症状。日常生活を営むことも困難になり、生きる気力を失くしてしまうほど深刻な状態になることもある。

 様々な依存症に苦しむ人々を手助けする会社、「治し屋本舗」に所属する嶋村羽音。失恋依存症専門の治し屋として活躍する彼女の前に、新しい依頼がもたらされる。対象者、沢木聖人という人物の失恋依存症に取り組むことになるが、それによって、羽音自身のつらい記憶が呼び起こされてしまう……。

「奈良まちはじまり朝ごはん」シリーズ(スターツ出版)、『新卒ですが、介護の相談うけたまわります』(一迅社)など、キャラクター文芸界で大人気の作家・いぬじゅんさん。好評発売中の新作、『私たちは失いながら生きている』(一迅社)は、失恋の痛みをテーマにした異質のラブストーリーだ。

 羽音はかつて失恋依存症に陥り、それを克服した過去があった。自らの経験を生かして、悲恋に苦しむ人たちをたくさん救ってきたという自負がある。彼女は対象者にさりげなく接触し、その心…

2019/11/28

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私たちは失いながら生きている (メゾン文庫) / 感想・レビュー

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相田うえお

★★★☆☆22027【私たちは失いながら生きている (いぬじゅんさん)】いぬじゅんさんの作品は目頭にグッと来る作品が多いですよね。そーいえば、いぬじゅんさんというペンネーム、どこまでが苗字でどこからが名前なんでしょうね。普通に区切るなら、『いぬ・じゅん』さんでしょうか。本作品、依存性からの脱却サポートを提供する会社で働く女性の物語。彼女も失恋で深い傷を負った経験から失恋依存症で立ち直れない人の担当を...と始まります。はい、一気読みでした。若干青過ぎる感じではありましたが楽しく読ませて頂きました。

2022/03/21

土瀝青

初読み作家さんです。面白かったです。たかが失恋(すみません)されど失恋です。失恋の傷心から回復した人たちが、回りの人たちとの関係を再構築していくので、読んでいてこちらもなんとなく温かい気持ちになれました。読みながら、少々のことではくじけない、頑張って生きるという強さもあるかもしれないけれど、傷付きながらも傷付いた自分と向き合って生きてゆくという違う強さもあるんじゃないかなと思いました。

2021/05/01

チェス

あんまり期待してなかったんだけど、思った以上に良かった、面白かった。

2021/04/06

MAMI.

★★★☆☆

2020/04/09

ピノ

失恋依存症という病名は調べても出てこなかったのでおそらく架空のものだけど、失恋うつとか失恋を引きずるなどの実際に検索にヒットするものと同義と考えて大丈夫なはず。自分がそういう状態だからなのかとても共感してしまったし、どうやったら乗り越えられるのかについても参考になるかもしれないと興味深かった。物語の描写や展開も自然でくどくないので読みやすかった。ネタ的には割と早い段階で想像できたが、それも気にならないような綺麗なまとめ方がされておりライトな作品にも関わらず満足感があった。割とオススメできる作品。

2020/01/18

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