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にほんの詩集 中島みゆき詩集

にほんの詩集 中島みゆき詩集

にほんの詩集 中島みゆき詩集

作家
中島みゆき
出版社
角川春樹事務所
発売日
2022-04-15
ISBN
9784758413992
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にほんの詩集 中島みゆき詩集 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

「私の身体の一部はこの人の歌で出来ている」きっとそう思う人は多いだろう。【中島みゆき】この人が生きている時代に共に生きることの僥倖。いや・・もはや運命か。この世界観ーハラハラ涙こぼれ、言えぬ言葉は心に溢れ、血反吐を吐きながら泣き、行き場のない身をそんな持て余すーそんな頃があった。全ては愛故に・・ここに載った52編の詩のどれもが好い。桜木紫乃さんの巻末エッセイがまた好い。

2022/05/16

とん大西

…不思議です。歌詞カードの延長線上ぐらいのものと侮ってたのは大きな間違いでした。知ってる歌はメロディに乗ってあらためてココロ揺さぶり、知らない歌は、その言葉の塊をグサグサ突き刺し、抉り、ときに撫でていく。中島みゆきに導かれ、自ら造り出す心象風景の切なさにハッとさせられ、涙ぐんでしまう。小学校の時、初めて買ったカセット(昭和だよねぇ(^o^;)が『予感』。以来、彼女の歌を敬愛し続けてきたけども、今更ながら、やはり、おそるべし中島みゆき…か。「あどけない話」「風にならないか」「時は流れて」…琴線に触れるわぁ。

2022/05/22

chantal(シャンタール)

これは紛れもなく詩集。中にはいくつか知らない歌の歌詞があったが、メロディが浮かばないので完全に「詩」として読む。子供の頃から中島みゆきを聴いて育った私。彼女の歌詞から自分で物語を想像し、布団の中でワクワクしたり涙したりしたものだ。今読んでも思わず涙ぐんでしまう歌詞多数。どうしたらこんな詩が書けるのか。桜木さんの巻末エッセイを読んで、そう言えば、桜木さんのお話って、みゆき的だなと納得。どちらも甘い夢や愛なんかない世界。でも、絶望の中でちょっとだけ希望が見える、そんな世界。

2022/09/06

とよぽん

詩であり、歌詞であり、悠久の真をうたう芸術作品だと思う。媒体としてのCDやDVDもそれぞれ良いが、「詩集」という書籍になった本書は、改めて文字遣いや連など、目で見て確かめることができて新鮮だった。歌詞として聞いていただけではわからなかった漢字の使い方、改行、段組なども眺めて味わった。巻末の桜木紫乃さん登場には驚いたが、とても深い味わいのあるエッセイだった。

2022/07/06

ケイト

北の歌姫が【愛】を語り謳いあげる。素直に言えない言葉を吐露するのがいい。ドラマの主題歌や挿入歌もあり思わず口ずさむ。『歌姫』の「男は嘘がうまいね」「 女は嘘が好きだね」この言葉にグッとくる。『あぶな坂』のドロドロ感、一言一句に鳥肌が立つ。『悪女』がないのが残念だっなぁ〜。巻末の桜木さんのエッセイは良かったー彼女の文章も心に染みた。

2022/06/15

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