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れんげ荘 (ハルキ文庫 む 2-3)

れんげ荘 (ハルキ文庫 む 2-3)

れんげ荘 (ハルキ文庫 む 2-3)

作家
群ようこ
出版社
角川春樹事務所
発売日
2011-05-15
ISBN
9784758435574
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れんげ荘 (ハルキ文庫 む 2-3) / 感想・レビュー

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ミカママ

まさに群さんの本領発揮、的な作品。年取ってからの都内でのアパートひとり暮らし、もうずっと前からの私の夢でして。あまりにヴィヴィッドに想像しているので、絶対実現すると思ってるんですが。少数精鋭の洋服と日用品だけ持って暮らしたい。図書館のすぐ近くに住むので、本も持たずに。でも、隙間風やカビはイヤだな(笑)。

2016/09/06

SJW

有名広告代理店で高額な接待費を使って顧客の接待をたくさんこなしてバリバリ働いていたが、顧客のご機嫌取りに嫌気をさしてしまったキョウコ。実家の母親からの嫌味、悪口に耐えられず、45歳で独り暮らしを決意し仕事を辞めた。貯めた数千万円の貯金から、毎月10万円を生活費に当てる貯蓄生活者になり、働かないで質素な生活する事を楽しむ話。しかし国民年金を払わずに、働けるのに働かないその姿勢に怒りを覚える。あと20年も経てば働きたくても働く機会がなくなるのに、そのリスクを見て見ないふりをするのは考えられない。(続く)

2019/01/24

もりやまたけよし

人生、一度はスピンアウトしてのんびりとした生活をしてみたくなるもの。とはいえ、世の中は人間関係で成り立っているので、なかなか一人だけでの生活はうまくいかないもので、キョウコさんの悩みも尽きない。れんげ荘の自然環境の厳しさは読んでいてもつらさが伝わってきた。作者が実際体験したのかも。

2017/03/17

ykmmr (^_^)

主人公は、自分の人生の『岐路』にたち、40代で会社を『早期退職』した女性。そんな彼女(キョウコ)が、いわいる『場末』にあるようなオンボロアパートを『自分の城』とし、『自分の世界』を作り、個性的な住人たちと、自身も個性的に暮らす事にする。ましては、まだ40代。家族と距離を置き、収入は絶たれたとしても、ここまで『清貧』に行く事はないだろう…。と突っ込みたくなるものなんだが…キョウコが『現状維持』を『美学』としており、それに何よりも『満足』。アパート住人のコナツさんやクマガイさんの『騒動』に巻き込まれながらも

2022/11/15

おしゃべりメガネ

よく書店等で見かけてはいましたが、手にとる機会がなく、未読でしたが『かもめ食堂』を読んで、こちらのシリーズもチャレンジしたくなりました。『パンとスープ〜』シリーズとはまた違った雰囲気の作風で、ほっこりベースでありながら、母と娘の確執などが綴られ、地味にちょっとシリアスになる部分もあります。諸事情により45歳で退職し、ガラッと生活習慣を変えようとした主人公「キョウコ」。そんな彼女の退職後におけるのんびりスローライフをゆるりと書いていて、本作を読むと些細なコトにこだわり、気にしてしまう自分がイヤになりますね。

2019/10/09

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