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バー・リバーサイド (ハルキ文庫 よ 9-1)

バー・リバーサイド (ハルキ文庫 よ 9-1)

バー・リバーサイド (ハルキ文庫 よ 9-1)

作家
吉村喜彦
出版社
角川春樹事務所
発売日
2016-11-12
ISBN
9784758440523
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バー・リバーサイド (ハルキ文庫 よ 9-1) / 感想・レビュー

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しんごろ

二子玉川の多摩川沿いのバーが舞台!際立って個性のあるバーテンダーやお客がいるわけではなく、ごく普通のバーでバーテンダー及び若い従業員とお客のやりとりが、現実っぽくかつ平凡なんですが、読んでて自分もバー・リバーサイドにいて、一緒に楽しく会話してる気分にさせてくれます(^-^)出てくるお酒やつまみは背伸びもせず、奇をてらうわけでもなく、ホントに行きたくなる気持ちになりますね(^^)久しぶりにバーでカクテルを飲みに行こうかな(^^)BGMにはミニー・リパートン、ジャニス・ジョップリンがいいかな…(^^;)

2017/01/13

KAZOO

舞台が二子玉川ということと、お酒が出てくるので読んでみました。コミックの「バー、レモンハート」をもう少ししんみりした話立てにしてくれています。このバーに来る常連のお客さんの話をひとつづつ5話楽しませてくれます。その合間にマスターやバーテンダーの身の上も徐々に明らかになっていきます。3冊出ているらしいので徐々に読んでいこうと思いました。

2019/02/27

あすなろ

自分の隠れ家であるBARって、やはりイイなぁ。そんなことを思わせてくれる、恰も自分がそのBARの常連かの様に思わせてくれる作品。自分がオーダーした酒をマスターが作り、すっと腕を伸ばして自分の前に出て来て、少しマスターと会話を交わすと、カウンターの上には想いが拡がる。台湾の美人整体師のドラゴン・ウォーターや老師が年越しに持参したジョニ赤(因みに僕はジョニーウォーカー好き)。そして、燕とキューバのラム酒。イイなぁ。BARは、オトナの嗜みで隠れ家なのである。

2020/08/10

セウテス

二子玉川の多摩川の土手沿いに在るBARリバーサイドで、マスターとバーテンの琉平がお客様と織り成す温かい物語。コミックだと有名なBARレモンハートの、お酒の種類より日々の人生に少し赴きを置く様に感じる。実はBARレモンハートは開店当時からの客であり、二子玉川のBARにも顔を出す。しかし二子玉川には、数十件ものBARが密集しているのだ。どのお客さんの話も2人は最後まで聞き、そして何か意見を言うわけでもなく、ゆっくりと夜のひとときを過ごす。主張を戦わせるお酒も良いだろうが、私は人各々を認め合う緩い空間がいい。

2022/09/29

papako

以前、ラジオに作者が出演していて。こんなバーで飲むお酒は美味しいんだろうな。でも、自分に楽しめる素質があるとは思えない。人に何かしてもらうのが苦手な私、飲食店がとにかく苦手。なら、自分で美味しいお酒を作れたら?お酒をステアする。そんな自分を想像しながら楽しみました。古典的な節回しの垣間見える文章ですね。登場人物達が、お酒を飲んでもやもやを飲み込んでいく。ごちそうさまでした。

2019/03/11

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