情熱のナポリタン: BAR追分 (ハルキ文庫 い 20-3)
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小説部門
1位
合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 柚月 裕子
2位
情熱のナポリタン―BAR追分 (ハルキ文庫) 伊吹 有喜
3位
君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫) 佐野 徹夜
4位
失われた地図 恩田 陸
5位
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫) 三上 延
6位
心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 亡霊の願い (角川文庫) 神永 学
7位
ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇 (角川文庫) 初野 晴
8位
アンソロジー …
2017/3/25
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情熱のナポリタン: BAR追分 (ハルキ文庫 い 20-3) / 感想・レビュー
しんごろ
BAR追分シリーズの第3弾!あいかわらず面白い(^-^)今回はどの章も大好きでした(^^)前シリーズまで主人公の宇藤くんの煮え切らないというか、はっきりしないというか、なよなよしてるというか、読んでて苛立ちを覚えていましたが、今回、ちょっとだけ大人になったというか、成長がみられました(^^)このシリーズは、美味しそうな料理ばかりが出て、食べたくなる作品でもありますが、人の成長、人の暖かさ、人の優しさも感じる作品でもありますね。BAR追分に行く前に、地下の湯に行ってお風呂に入りたいなあ(^-^)
2017/02/28
Yunemo
ゆっくり、ゆったり感を味わうシリーズと位置付けて。他に何もいうことはありません。メインを殆ど頼りなさげな宇藤氏の成長過程、取り巻く人達の温かさ、これを実現するのがおいしい料理。これだけ多種の料理を提示されると、一品でもいいからホントに味わってみたい。なかなか自身じゃ作れませんので。追分~人生の分岐点を見守る、料理の味と共に。人生の岐路を決める人達と料理のコラボといえますね。何といっても、登場人物達の人としての魅力が溢れて。それでも、それぞれにご苦労、陰が有りそうながら、表に出てこない今のこの姿、Good‼
2017/05/22
yoshida
BAR追分シリーズ第3作。大きな事件は起きないが、安定した暖かさがある。今回の白眉は「蜜柑の子」だと思う。シングルマザーの真里菜は盲腸で入院する。離婚した夫の叱る口調の強さから無口になった息子の柊。退院までの数日を柊はBAR追分で過ごす。宇藤くんや桃子ちゃんとの触合いが柊の心に灯りをともす。東京を離れ、祖母の住む新潟でお弁当屋を始める真里菜と柊。最後の日の新宿の情景。この街で懸命に働き、沢山の人の優しさと出逢い、離れゆく。宇藤くんと柊の別れ際のメロンパンが芥川龍之介の「蜜柑」と重なり鮮やかな余韻を残す。
2017/10/22
おしゃべりメガネ
気がつけば第3弾となる本シリーズで、文章の雰囲気が大好きな伊吹さん作品ですが、やっぱりこのシリーズはピカイチです。とにかく食べ物に関する描写がシンプルでわかりやすく、何より本当に美味しそうです。何度も生唾をのみ、涎が出そうになるのを我慢して読み進めました。主人公の見習い?脚本家「宇藤」君がインパクトあるのか、ないのかよくわからない立ち位置ながら物語をスムーズにリードしてくれます。4話からなる連作集なので、テンポもよくスッキリと読めますので、リラックスした読書時間になること間違いなしで、続きが気になります。
2017/02/20
fwhd8325
やや、まどろこしさを感じながらのシリーズ3作目。 「蜜柑の子」が秀逸です。少しずつですが、前に進んでいる主人公には好感を持ちます。相変わらず料理も魅力あります。今までより、新宿という町がリアルに感じられた3作目でした。
2017/06/28
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