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おやすみ、東京 (ハルキ文庫)

おやすみ、東京 (ハルキ文庫)

おやすみ、東京 (ハルキ文庫)

作家
吉田篤弘
出版社
角川春樹事務所
発売日
2019-09-14
ISBN
9784758442916
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おやすみ、東京 (ハルキ文庫) / 感想・レビュー

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しんごろ

東京の夜を生き抜く人々達の連作短編集。とにかく人と人が繋がる。世間は狭いというぐらい繋がる。これが縁ということなのかな。そんな繋がりのある話を、吉田篤弘さんの心地よい文章が優しく包みこんでくれて、ページをめくる手が止まりませんでした。作中に登場する『車のいろは空のいろ』を話もかなり忘れてるし、再読したくなりますね。個人的にですが、読んでる最中、脳内でピチカートファイブの『東京は夜の七時』が勝手に流れてくる(笑)BGMはピチカートファイブで決まりだね。

2019/11/24

kanegon69@凍結中

月舟町シリーズ以外で初めて読んだが、やはり吉田篤弘さんの文章は心地よい。深夜の東京、連作短編の形をとりながら深夜に仕事する人々のそれぞれの夜を描いていく。大都会東京の深夜、ふとした瞬間に異空間にいるような感覚、深夜だから月と星の下で浮かぶ想い、昼間とは全く違う雰囲気を、やはり素敵な詩的表現とともに滑らかに綴られている。それぞれの短編物語の登場人物がいつのまにか優しく折り重なっていき、心地よい長編小説になっている。なんでもない話なのに心地よさと深夜の情景がふんわりと心に浮かぶ。今夜も東京は夜を迎えますね。

2020/06/13

へくとぱすかる

「車のいろは夜空のいろ」(!)。あの有名な童話集を、幻想小説に翻訳でもしたよう。物語は暖かくやさしく。幻想的な、ふしぎに波長のあう物語にどんどん引き込まれて、読み終わるまでが、あっという間でした。人はすれ違うが、しかしいつかは再会できる。そんな希望も見えてきます。夜勤のタクシードライバーの松井さんが、知らず知らずに人々をつないでいく。今思い出すと、「空のいろ」の方、元祖・松井五郎さんの童話も、「昼」なのに充分に幻想的なんですよね。古道具屋さんは、クラフトエヴィング商会としての作者自身なのかな?

2019/11/30

花ママ

初読みの作家さん。12のタイトルからなる連作短編集。面白かった!夜中に仕事をする人々が主人公で、その人たちが次々と繋がっていく。その中の1人〈ブラックバード〉というタクシー会社の運転手・松井さん。子供のころ、あまんきみこさんの『車のいろは空のいろ』を読んでタクシーの運転手になりたいと思ったという。登場する人や職業(電話のよろず相談員、使われなくなった電話回収員・・)の雰囲気がファンタジックだった。

2020/04/02

ひとちゃん

大都会東京、午前1時から始まる物語。タクシードライバー松井さんのエピソードで、童話「車のいろは空のいろ」が出てくるのですが、そのファンタジーとの境目がわからなくなるような感覚になる時も。ふうわりと優しい気持ちになれます。

2020/03/01

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