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夜がどれほど暗くても (ハルキ文庫)

夜がどれほど暗くても (ハルキ文庫)

夜がどれほど暗くても (ハルキ文庫)

作家
中山七里
出版社
角川春樹事務所
発売日
2020-09-30
ISBN
9784758443630
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報道の世界の光と闇を描いた『セイレーンの懺悔』『夜がどれほど暗くても』WOWOWで2か月連続ドラマ化!【中山七里インタビュー】

2020年1月にデビュー10周年を迎え、前代未聞の新刊12カ月連続刊行(!)に挑む中山七里さん。そんな中、“報道”をテーマにした2作品が、WOWOWプライムにて2カ月連続ドラマ化決定! メディアへの思い、ドラマの見どころなどについて語っていただいた。

(c)浅野 剛

中山七里 なかやま・しちり●1961年、岐阜県生まれ。会社員生活のかたわら、2009年『さよならドビュッシー』で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、翌年デビュー。『連続殺人鬼カエル男』『贖罪の奏鳴曲』など映像化作品多数。現在12カ月連続刊行企画を実施中。12月16日、NHK出版より『護られなかった者たちへ』続編にあたる『境界線』が刊行予定。

 

「ドラマ化不可能」と言われる小説には、大きく分けて2タイプある。ひとつは文章でしか表現できないトリックを用いたミステリー。もうひとつは何らかのタブーに切り込んだ作品だ。『セイレーンの懺悔』『夜がどれほど暗くても』は後者。どちらも報道の世界の光と闇を描き切っている。 「変な話、映像化されてたまるもんかと思って小説を書いているん…

2020/10/16

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夜がどれほど暗くても (ハルキ文庫) / 感想・レビュー

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のり

大手出版社の副編集長の息子がストーカー殺人をおこし自殺する。今まで取材で相手を追い込む側だったが、犯罪者の父親として追われる側に…加熱する報道に戸惑いながら自分の仕事を見つめ直す。被害者家族の一人娘(中学生)も悲しみの中にいるにもかかわらず世間から叩かれる。人の不幸に群がる心ない者達。それにしても犯罪動機が不明なら、取材能力のある父親なら真っ先に行動に移すはずが出足が遅れた感はある。

2020/12/28

したっぱ店員

息子がストーカー行為の末に殺人を犯し自分も死んだと聞かされた雑誌記者の父。取材対象を追い回す方から追われる方に回ることの忸怩たる思いや、息子のことを何も知らないことへの落胆はよく伝わるが、被害者遺族の娘へのいじめのくだりは、主人公をかかわらせるための都合?とか思ってしまってちょっと違和感。西原理恵子さんの解説通り、ラストのさくっとぶりも肩透かしだけど、刑事コンビのキャラは盤石。なんだかんだ言いつつもページをどんどん捲らせるのはさすが。

2021/02/20

ponpon

週刊春潮副編集長・志賀の息子が大学の恩師夫妻を殺害し自殺した疑いが。それから彼ら夫妻を襲う匿名の非難の嵐と、家庭崩壊。苦しめられたのは被害者の遺児も…。読んでいて深い極まりない描写が続き、著者の憤りを感じる。ただ、正義感に基づき他者を攻撃するのは脳に快感をもたらす行為らしく理性の箍が緩むと暴走するものらしい。一方で志賀も他者のプライバシーを生活の糧にしていて、それに対する憤りもなかなか。著者らしい結末も差別と貧困が遠因と思うと哀しい。彼ら彼女らは今後どのように生きていくのだろう?一気読みの面白さです。

2020/10/06

Junichi Yamaguchi

『逃げるような真似だけはしたくない』… SNSの怖さを再確認。 晒される当事者の辛さを想像するだけで、胸が痛む。 夜が明けるのは、まだ少しかかるのかもしれない。 表紙に繋がる未来を期待したい。。

2021/01/02

yamatenodolphine

病院での待ち時間であっという間に読了。息子がストーカー殺人心中事件の容疑者として死亡したとされる加害者家族が、週刊◯春と週刊◯潮両者を想起させる週刊春潮の副編集長だったことで増幅する一般人の悪意やネットバッシング、家族崩壊の様子を著者は書きたかったんだろう、と思いました。事件そのものの解決はちょっと強引な気がしたけど、被害者家族にも何故か向かっていく悪意の恐ろしさも伝わりました。井戸端会議は井戸端で収まっているから平和なんだろうな。個人の意見をネットに容易にのせることの怖さも感じました。

2021/04/27

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