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流星シネマ (ハルキ文庫)

流星シネマ (ハルキ文庫)

流星シネマ (ハルキ文庫)

作家
吉田篤弘
出版社
角川春樹事務所
発売日
2021-07-15
ISBN
9784758444248
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流星シネマ (ハルキ文庫) / 感想・レビュー

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しんごろ

誰もが悩み、苦い経験や過去を持つ。そんな人達が鯨の関わる町で交流を持ち、気がつけば町に活気をもたらし、交流が豊かになる。なんてことないことなんだけど、淡々として、時には寂しさや静けさも感じる。たけど、一歩一歩、前に進んでる。そんな普通の日常をあまりにもさりげなく書きあげる吉田篤弘ワールド。どう言えばいいのかわからないけど、印象に残らないけど、しっかりと映像は残ってる。夢見心地というべきか。そんな感じかな。吉田篤弘の世界観を堪能でき楽しめた。

2021/08/07

minami

落ち着いていて優しい読み心地。登場人物はみんな個性的で、ちょっと変わってる感じだけれど、心は温かい。舞台である町も不思議。鯨が関係している。えっ、鯨?そんなシチュエーションに引き込まれていく。この町でタウン誌のような流星新聞を発行している太郎。彼の友人、ゴー君を含めた住人たちが個性豊かで、私はとても癒された。でも太郎の中学時代のある出来事には、かなり驚いてしまった。そうか、人はそれぞれいろんな思いを持って生きているんだな。ままならない事ばかりだ。それでも、冬にもちゃんと終わりがあって、春がめぐってくる。

2022/04/20

東谷くまみ

突然の喪失。心の一部をあの日に置き忘れたままの僕らはそれからの日々、君を想いながらなぞりながらひっそりと生きてきた。そして上映会であの頃の君とまた会えた時再び時が流れ出したんだ。記憶のままの君が動き、あの頃と同じ真剣な眼差しと今は聞こえるはずのない声。再生なんて大きな言葉じゃなくて、それはここから始まるよの合図。夏に繁った葉っぱが秋には散り冬に積もって、その下には春を待つ新芽が隠れてる。過去は現在に、そして未来に。まだ全て理解できる訳ではないけれど、この本の持つ静けさや優しさをわかる人を私は好きだなと思う

2022/01/30

でら

最近吉田篤弘さんの描く世界観にハマってきているのを実感する。 読みやすい言葉遣いや、暖かい人物が休日にらゆっくり読むには丁度いいなって思う。 バジ君がお気に入り。

2021/08/01

さくら★もち

ガケの下の町で流星新聞の発行に携わる太郎。彼は日常の中で起こる出来事や町の住人たちとの関わり、人の言葉の意味、今は交わることのできない「むかし」の物事や人など様々なことに思いを巡らせる。描かれる情景が美しくどこか寂しげで情緒を揺さぶられた。思いと向き合い、考え知ったことが誰かの記憶や希望に繋がって奇跡が起きる様に、思いの力を強く感じた。ちょっと不思議で切ない、でも心が豊かになる文学作品だった。

2021/08/08

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