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おいしくて泣くとき (ハルキ文庫 も 4-2)

おいしくて泣くとき (ハルキ文庫 も 4-2)

おいしくて泣くとき (ハルキ文庫 も 4-2)

作家
森沢明夫
出版社
角川春樹事務所
発売日
2022-05-13
ISBN
9784758444873
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おいしくて泣くとき (ハルキ文庫 も 4-2) / 感想・レビュー

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とし

おいしくて泣くとき。優しくて、目頭が熱くなり、ほんわかと心が温かくなる物語でした。

2022/06/22

のり

森沢作品はホッコリ温かい気持ちにさせてくれる。中学三年生の時に怪我でサッカーを引退した「心也」と幼馴染の「夕花」の交流が様々な出来事を経ての行動をとらせた。たった一日。しかし、この多感な二人にとってはスゴく心に残る一日だった。食堂を営む父親。色々な事情で満足に食事を取れない子供達にご飯を提供する。とにかくこの父親がカッコいいし。心也と夕花の突然の別れからのそれぞれの人生も素晴らしかった。絆が二人を再会へと導く。

2023/06/13

相田うえお

★★★★☆23016【おいしくて泣くとき (森沢 明夫さん)】プロローグの段階で涙腺が緩みそうになったまでは想定範囲だったのですが、第一章で『ずーん』、第二章で『がーん』、第三章で『ぎょーん』と、もう当方の気持ちを何かで表すならば、色なら暗灰色,頭の中に流れる曲は陰音階、心の重さは鉛玉相当、気温は冬のシベリア(行った事ないけど。笑)。ところが、第四章に入ると風向きが変わり、エピローグでは『じーん』(感涙ね)と締めくくるっと!お見事です!(もうちょっと早めに好転してくれれば最高だったんですけどね〜)

2023/03/08

セシルの夕陽

なんて良い話だ、大好き♡ 初読み作家さんから、素敵な贈りものをいただいた。何度も鼻の奥がツンとして涙がこみあげた。お腹を空かせた子どもたちに食事を提供している「子ども食堂」。心也、夕花、ゆり子、萌香とそれぞれの視点で描かれ、物語りを紡いでいく。蝉の声、潮騒の香りも感じられ、季節も今❗️義父からの虐待、貧困家庭など、辛い描写もあるが、それを超える温かい愛があると信じていけそうな作品。オススメ❣️

2022/08/26

森の三時

生まれた時から人は平等なんかではなくて、貧困、虐待など自分ではどうにもならない家庭環境の差があり、大人になってもその差を埋めにくい現実がある。子どもらしく甘えたり安心して過ごせる場所さえない。読んでいて辛くなる場面があり泣きました。けれど森沢先生はきっと素敵な未来を描いてくださると思って読みました。力になってくれる人はいるよ、今が将来まで続くわけではないよと、そう伝えられる大人にならねば、好転させる機会のある社会にしなければと思いました。おいしくて笑うのではなく泣く、そこにこれまでの人生が込められている。

2023/02/10

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