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置き去り: サハリン残留日本女性たちの六十年

置き去り: サハリン残留日本女性たちの六十年

置き去り: サハリン残留日本女性たちの六十年

作家
吉武輝子
出版社
海竜社
発売日
2005-05-01
ISBN
9784759308792
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置き去り: サハリン残留日本女性たちの六十年 / 感想・レビュー

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かおりんご

中国残留孤児や残留婦人がいたように、実は樺太にも多くの日本人が残されていたというお話。現地で朝鮮の方と結婚したため(日本が戦争に負けたので、家族の犠牲となったり、ロシア人からの暴行をさけたりするため、地位の良い朝鮮人と結婚させられたケースが多かった)、日本に永久帰国することも難しく、戦後60年以上経っても、国家と国家の狭間で翻弄される人生を歩んでおられる。彼女たちの戦争は、まだ終わっていないのです。こういう事実を知るのは大事だけれど、本としての構成が今ひとつ。似たような話が続くのに、まとまりが中途半端。

2015/01/11

takao

ふむ

2021/02/28

hatagi59

樺太の悲劇、初めて知った。 日本、朝鮮、ロシア。この三カ国と戦争に翻弄され、歯を食いしばって生きてこられた方を知る事ができ、今の平和に感謝し、現在の環境を存分にかみ締めながら、生活しなければならない、と気持ちが改まった。 最後に気になったフレーズを。 『潜在的な民族差別の報復への恐怖心が、常軌を逸した狂気に走らせる』

2012/09/28

ミネチュ

8月15日の終戦後、当時日本領だった南樺太にソ連軍が侵攻してきて多くの日本人が殺されました。ソ連軍が侵攻してきても電話交換業務を続け「皆さん これが最後です さようなら」という言葉を残して自殺した電話交換手の女性たちはあまりにも有名。また、朝鮮人が日本人を襲ってくるという不安と妄想にかられて、日本人が朝鮮人を無差別殺戮する事件も起きました。 そんな中で、大変な目に遭い、大変な苦労をしてサハリンで生き延びてこられた方々。その人たちに著者が聞き取りをしてまとめたのがこの本。 内容はいいけど誤字が多いのが難。

2018/12/13

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