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母の老い方観察記録

母の老い方観察記録

母の老い方観察記録

作家
松原惇子
出版社
海竜社
発売日
2018-10-10
ISBN
9784759316360
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母の老い方観察記録 / 感想・レビュー

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ぶんこ

読み終わって本を閉じた瞬間「すごいなぁ」と一言が漏れました。92歳の母の「背中が曲がっている、首が前に出ている」と書かれていますが、お写真を拝見するとシャッキリしています。スツールに乗って背伸びして高い棚に手をかけています。レンタルのモップと雑巾で毎日掃除をし、一人の食事を毎回自分で作り、おかずも数種類用意してたくさん食べられています。友達も多く、お洒落をして外出も頻繁にされています。とにかく生活を楽しみ自立しているのが素晴らしい。もう「妖怪」の素晴らしさに圧倒されて他の事は霞んでしまいました。天晴れ!

2019/04/16

パフちゃん@かのん変更

うわ~、92歳の素敵なお母様。はっきり言って、わたしは著者よりお母様に惹かれました。運動は特にしなくても毎日早起きしてダスキンをかけ、高級牛肉は絶やさず、銀座においしい寿司を食べに行き、イッセイミヤケのプリーツプリーズがみごとに似合う。そんな92歳まさに妖怪。こんな素敵な人になりたい!でもその素敵な生活には遺族年金いくらもらっているのだろう。と、気になった。

2019/09/06

punyon

我が家にも高齢の母がいる。人はどんな風に老いていくのか?そして家族はどう対応していけばいいのか?と読み始めた。が、このお婆ちゃん92歳で娘の作者をして妖怪と言わせるほど元気。元気で長生きな人の特徴は①生活リズムを崩さない②マメに動く、自分でやる③近所に友達がいる④肉を食べる⑤おしゃれをして外出etc.「こりゃ、婆ちゃんとは違い過ぎるなぁ」の私の一言に息子は「えーっ、おかんは全部あてはまる・・こりゃ、なかなか死なんわ」と困り顔。心配するな息子よ。美人薄命と言うではないか。おかんは間違いなく早死にする(爆笑)

2019/03/15

くろにゃんこ

「観察日記」!?とタイトルに衝撃を受けて手に取る。40何年振りの実母との同居生活をずけずけ語る。本の中ではお母さんを”妖怪”と呼んでいるのもギョッとする💦自立していて同居というよりも間借りみたいな距離感で上手くいっている。92歳のお母さんが素敵!5年前のものなのでその後は…と思ったら今年、続編が出ているみたい。読もう♪

2023/09/04

わんつーろっく

昨今高齢者の来し方行く末のエッセイが続きます。当時92歳の母上が70代の娘と並んで笑っている表紙。仲良くお元気そうで何よりです!なんて喜んでばかりはいられない、当事者の戸惑いや苛立ちも勿論ある。母を妖怪と称し、老い方の観察日記ふむふむ、同居はしてもひとりの時間を大切にする距離の置き方、そして自らの方向性も見えてくる。彼女の結論もあっぱれ。自分から病気を見つけないこと。痛みに耐えられない時、血を吐いた時以外は医者にかからないという。くよくよ過ごすのは時間の無駄、必要とされる人になれ。はい、心にとどめます。

2023/10/04

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