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ヴェルヌの『八十日間世界一周』に挑む―4万5千キロを競ったふたりの女性記者

ヴェルヌの『八十日間世界一周』に挑む―4万5千キロを競ったふたりの女性記者

ヴェルヌの『八十日間世界一周』に挑む―4万5千キロを競ったふたりの女性記者

作家
マシュー グッドマン
Matthew Goodman
金原瑞人
井上麻里奈
出版社
柏書房
発売日
2013-10-01
ISBN
9784760142989
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ヴェルヌの『八十日間世界一周』に挑む―4万5千キロを競ったふたりの女性記者 / 感想・レビュー

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はる

図書館本。小学校の図書室に、ヴェルヌの物語りとそれにちなんだノンフィクションが合わさって1冊のシリーズが並んでいた。「海底二万里」プラス「ノーチラス号の北極海横断潜航」のように。そして、「八十日間世界一周」にはネリー・ブライの世界一周が!その時代の女性の一人旅、今ならわかる困難さしんどさに、もう一人の女性記者とのレース。現実のほうが、ずっと夢のようでずっと過酷で、レースが終わった後も人生は続いて行くことに、今さらのように思いあたってしまった。大好きな物語りの続きは少しほろ苦かったけれど。再読必至。

2015/02/08

DICE-K

1889年 アメリカ・NYをスタートに、西回り・東回りでそれぞれ最速世界一周に挑戦する二人の女性記者のノンフィクション。 旅行記というより、当時の世相や文化(汽船・汽車・電報など)についての年代史のように感じた。 同時期の世界の様子(大英帝国の覇権や寄港地である香港やセイロン、日本)も知ることが出来て興味深かった。 レースの結果、勝者・敗者に分かれてしまうが、その先の人生では、勝者が最後まで勝者であり続けたとは思わない。人生というレースでは、目的(ゴール)が人それぞれ異なるため、絶対的な勝者は存在しない。

2014/04/03

モルツー

ネリー•ブライがカッコイイ!!友達になれそうなのはエリザベスのほうだけど。19世紀に蒸気船や汽車で世界一周を果たした女性の話。しかも最速で。しかも所属する新聞社の対立レースで。当時の世界各地の様子が描きこまれていて、19世紀の世界を自分も一緒に旅した気分。分厚さに身構えたけど、レース展開が面白くてむしろ厚いことが嬉しかった。「この旅をもっと楽しんでいたい!」と。また、読み終えて本を「パタン」と閉じる瞬間の重みは、リアルな本の醍醐味。この本は、分厚さと面白さを兼ね備えている。久々に読書らしい読書が楽しめた。

2014/06/15

ワッピー

19世紀末の交通網を使ってヴェルヌの小説設定に挑む!新聞社「ワールド」のネリ―・ブライと「コスモポリタン」のエリザベス・ビズランドの二人の女性記者の世界一周競争に世界中が熱狂した。男性社会のジャーナリズムの中で二人とも表舞台に立てたものの、当時の女性の地位の低さも透けて見えます。早く帰着したネリ―は毀誉褒貶の人生を送り、ひっそり消えたエリザベスはむしろ早く結婚をして安定した生活に入るあたり、まさに「名声には針がある」ですね。当時の世界各地の状況はおもしろかったのですが、ひと匙のビターな後味が残りました。

2014/05/10

りりり

1889年、ヴェルヌのフィクション80日間世界一周の記録に挑戦した二人の米国女性記者のノンフィクション。二人の視点から当時の世界や歴史を垣間見る読書の旅。120年前の19世紀英国の覇権を考えると、120年後の世界は一体...一方、メディアによって大きく翻弄される人生があることは変わらないのだなと...自分が富士山を初めて見た感動やサンフランシスコの中国人街に驚いたこと思い出したり、広州の描写は恐かったり、セイロンの支配の歴史を見て、日本が別の海に浮かぶ島国だったならとありえない想像をしてみたり

2014/08/10

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