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ボケ日和―わが家に認知症がやって来た! どうする?どうなる?

ボケ日和―わが家に認知症がやって来た! どうする?どうなる?

ボケ日和―わが家に認知症がやって来た! どうする?どうなる?

作家
長谷川 嘉哉
矢部太郎
出版社
かんき出版
発売日
2021-04-21
ISBN
9784761275440
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ボケ日和―わが家に認知症がやって来た! どうする?どうなる? / 感想・レビュー

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ネギっ子gen

【笑えると、介護ってけっこう何とかなるのです】自身が元・介護家族である認知症専門医が、認知症の進行具合を春・夏・秋・冬の4段階に分け、そのとき何が起こるのか、どうすれば良いのかを患者のエピソードを交えて紹介。著者は書く。<認知症がどう進行するかを知っていると、患者さんにギョッとするような症状が出てきても、介護者さんは余裕をもって対処ができます。ときどき、笑えます。すさみがちになる心を守れます。まずは、患者さんよりも、介護者さんの心身を守ること。ご家族に認知症の方が出てきたとき、これが一番大切なこと>と。⇒

2023/12/20

shikashika555

矢部太郎さんのイラストにひかれて手に取る。 死が避けられないのと同じく、長生きすると認知症も避けては通れない問題になってくる。 本人はもとよりであるが、周りの近しい人間がいちばんツラい。 でも予備知識があれば だいぶツラさは和らぐ。 認知症専門医による認知症とその治療やケアについての解説書。 読みやすくて、読み手への愛情あふれた内容でした。 親を見て、不安に感じたら読んでみるのをおすすめします。

2023/05/27

フリージア

祖父が認知症になった経験から認知症専門医になったという著者。沢山の認知症患者さんを診察し、沢山の看取りもしているとの事で、読んでいてとてもためになりました。目次は、はじまりは「ちょっと変」、冷蔵庫は認知症診断機、お風呂に入らなくても寝なくてもいいんです、人間は必ず食事が摂れなくなる、等々。いつかはくる最晩年の予備知識にもなりました。

2021/08/17

yumiha

認知症の現実はほっこり温かくはないんだけれど、マイナスイメージを払拭するようなタイトル。あらかじめ知っておけば、だいたいのことは何とかなると認知症専門医である著者がおっしゃる。認知症の中核症状(前頭葉の機能の低下、とっさの判断力の低下など)よりも、その結果引き起こされる周辺症状(妄想、易怒性、徘徊など)の対応に介護者が悩まされるのは、その通りだ。500人以上もの在宅看取りを経験された訪問診療医だけれども、高齢者ホームの良い所を強調されていたのは、介護者側の立場だからだろうか?そうでない場合を経験したが…。

2023/12/25

がらくたどん

周囲の介護キーパーソン同志諸氏のお勧め。高齢者の認知症で散見する特徴的な行動を四季の変化に例えて解説した本。変に不安や同情心を煽ることなく要点を平易に解説している良書と思う。まだキーパーソンには遠い世代には予習として、自分以外の兄弟姉妹がキーパーソンである方には「援軍」の心得として、自分がキーパーソンになっている者には道を見渡す指標として役立つ。自分の場合は老母の認知機能の緩やかな閉店作業を日々見守っているのが実感。親しい「同志」がいれば「うちそろそろ秋の気配でさ~」とか愚痴って楽しめる。

2021/12/02

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