パーパスモデル: 人を巻き込む共創のつくりかた
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パーパスモデル: 人を巻き込む共創のつくりかた / 感想・レビュー
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
(2023-82)【図書館本】パーパスモデルとは「多様なステークホルダーが一緒に活動するための共創プロジェクトの設計図」である。これを使う事でプロジェクトに携わる関係者が何の為に何をすれば良いのかが可視化できる。「パーパス経営」が流行りの現代、企業、市民、行政、色んな思惑を持つ組織が同じ方向を向いてことを成し遂げるには、こうした試みを行うのも良いと思う。読んで理解するよりは、この本を見ながらまずはやってみるのが良さそうですね。パーパスモデルは「建前と本音」が一緒に記載できるのがポイントとのこと。★★★+
2023/07/26
shikada
パーパスモデル(=より良い社会の実現に向けたプロジェクトの図解)の意義や事例を紹介する一冊。図解することで、アイデアや課題が可視化され、また見えにくい(しかし無視できない)関係者を把握することができる。紹介されている事例はどれも社会に良いインパクトをもたらしていて、しかも特定の関係者から搾取することがない。競争じゃなくて共創、とのフレーズが単なる言葉遊びじゃない。服の回収・再生をする”BRING”や、土壌汚染を改善するハウスボート"De Ceuvel"が特に印象に残っている。
2022/08/20
桜餅
ふんわりしたタイトルの割に良い内容だった。パーパスモデルはメタバース文脈で語られるDAOに近いものがあるかもしれず、「資金提供は役割の一つに過ぎない」と言い切るのがとても良い。一方で、「共通の目的の言語化」がキーであり、かつ難しい部分だと感じる。ステークホルダー毎に思惑はそれぞれで、共通させようとするとどうしても表現がぼやけるし、具体的にすると共通の目的にはならない。「まちづくり」のように元々が文化祭的な楽しさのものなら良いが、そうでない属性の活動にはなかなか当てはめづらいモデルのような気がした。
2023/01/03
☆ツイテル☆
フライヤー
2022/12/10
もやし
普段仕事をする中でなんとなく意識しているキーワードを色々な視点から整理してもらいました。 特に、①報酬は金銭だけでなく関係性や情報、権利などの無形の報酬もあり。②主体によって関わり方のグラデーションを持って良い。③場所や資金を提供した主体が偉いわけではない。④共通目的が同じであれば、各主体の目的を明確にしてもかまわない。といったあたり、色々と敷居が下がるだろうなと感じました。皆に軽くでも、読んでもらって共通認識になるといいですね。
2022/12/31
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