構造構成主義とは何か: 次世代人間科学の原理
構造構成主義とは何か: 次世代人間科学の原理 / 感想・レビュー
SGM
★★☆飽きてしまったので途中まで。しかしながら、前半の現象学的思考法である判断中止(エポケー)と還元、志向(関心)相関性を学べたことは大きな収穫となった。世の中は二元的な信念対立が溢れているが、それらを解消するのに大いに役立つのではないかと思われる。判断中止や還元、志向相関性等と書くと難しそうで引いてしまうかもしれないが、筆者が非常に丁寧に書いているのでチンプンカンプンになることはないと思う。超意訳すると、自分の固定観念や常識といった信念を一旦疑ってみたら?人って関心あるものしか興味ないからみたいな感じ。
2018/09/13
にらさき
人の行動は関心に基づいて決定される、という関心相関性を主軸とし、"行動は目的によって変えるべき"という基本的な思考のフレームワークを提示してくれた本。
2017/03/17
倉井 香矛哉(Kamuya Kurai)
人間科学の領域における専門分化によって引き起こされた「信念対立」を克服するためのメタ理論(原理)を提示する書。フッサール-竹田青嗣の現象学的思考法とソシュール-池田清彦の構造主義科学論をもとに、ロムバッハの構造存在論もふまえ、実在論でもなく相対主義でもない、さまざまな認識論・方法論を包摂する理路を構築した西條の主著である。なお、本書の刊行後、「構造構成主義研究」をはじめとする関連書籍・論文によってその理路はつねにアップグレードされており、本書を読了したらじぶんの関心領域を手はじめに通読することがおすすめ。
あめこー
丸一日費やしてやっとこさ読了。中心原理となっている「関心相関性」は実感の伴う分かりやすさを感じたけど、構造の話や構成となると少し骨が折れる。11章に様々な分野で使えるんだよ、ってゆ~内容があるんだけど、個人的に部活指導とか学級経営とか教育の具体的な場面での論文を書いてみたいなぇと思った。「構造構成的部活指導研究法」みたいなw くどいくらいに丁寧に書いてあるので、これ一冊で一通りの原理と具体的援用場面は理解できる。
2012/05/07
寝子
何かありそうな感じはするけど、ちょっと歯が立たず。
2012/03/01
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