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ニューロダイバーシティと発達障害: 『天才はなぜ生まれるか』再考

ニューロダイバーシティと発達障害: 『天才はなぜ生まれるか』再考

ニューロダイバーシティと発達障害: 『天才はなぜ生まれるか』再考

作家
正高信男
出版社
北大路書房
発売日
2019-12-20
ISBN
9784762830914
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ニューロダイバーシティと発達障害: 『天才はなぜ生まれるか』再考 / 感想・レビュー

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トンちゃん

ちくま書房から出ていた『天才はなぜ生まれるのか』の復刻版。 余計な話、言葉の使い方のクセ、という点に難あり(読みにくい!)でしたが、お話としては非常に面白い本でした。 誰もが知っている偉人が実は発達障害だった。そして、発達障害だったからこそ偉業を成し遂げられたのではというお話です。 本書に出てくる偉人はモーツァルトやダヴィンチ、アンデルセン、ベル、エジソンといった誰もが知っている偉人ばかり。中には識字障害なのではという偉人も。偉人の功績を再確認しつつ、発達障害を考え直すのにおススメな一冊。

2020/03/01

マーブル

数人の天才たちを分析。よく言われてきたように、彼らは様々な障害を持っていながら努力や才能によってその天才を顕したのではなく「障害があったからこそ」その天才性を顕現できたのだ。つまり人間の脳は、その機能の欠陥を補うべく他の部分がより能力を発揮することがあり、それが一種の天才として形を成すのだ。かつては許容され、役目を与えられていたものが、画一的な教育が一般的になるにつれ、迫害され、弾き出され、つまり障害として差別を受けるようになった。その誤った差別を理解し、生きやすい社会を作ることの必要性を述べたいようだ。

2020/03/03

ムーミン2号

エジソン、坂田三吉、アインシュタイン、ダ・ヴィンチ、アンデルセン、グラハム・ベル、ディズニー、そしてモーツァルト。天才と言われる人たちの天才たるゆえんを、障害という面から推量していく。今でこそ、障害にはいろいろあることも多くの人に知られている。上記の天才たちの行動や後世に残したものから、彼らが持っていた障害を判断し、それがゆえに世界に冠たる業績を残したのだとの記述だが、モーツァルトの章は納得いかなかった。この人達の他に、洞窟壁画を描いた人たちにも障害があったのでは、と推理している。

2020/03/02

cochon_voyage

昔からよく言われていたことを科学的視点を加味して語り直した?まあそれなりに面白かった。洞窟壁画にもそういう特性があったとは!

2020/02/24

なゆた

初版p12の、6と7行目に抜字(NT→非NT)がある。 それはそれとして、最初は非常にわかりやすく、丁寧に書かれていて面白味もすくないが、後半になってくると文に味が出てきて面白い。多少教養がないと読みづらい一面もあるけれど、本好きな人なら平気だと思う。 ニューロダイバーシティについて考えるなら読んで損はないと思う。 人情的ではないが、学問につながる人の語り口にしては親切。最後の主張もわかりやすい。

2022/12/06

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