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口紅のとき

口紅のとき

口紅のとき

作家
角田光代
上田義彦
出版社
求龍堂
発売日
2011-12-01
ISBN
9784763011435
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口紅のとき / 感想・レビュー

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紫 綺

資生堂が企画した展覧会用に書き下ろされた、上田義彦の写真と角田光代の小説とのコラボ本。私は女性を描く時、特に神経を使うのは眼と口である。眼は口ほどに物を言い、口は感情や色艶を表すからだ。この本は、正にその事を代弁してくれている、短編小説なのに詩のような印象的な一冊。

2012/07/29

ぶんこ

まず装丁で、これは高校時代に部活で作成した詩集の装丁とそっくりで驚きました。 著者のエッセイと思い込んでいて、途中で名前が出てきて短編集と気付きました。 幼稚園の頃、母親の口紅、コンパクト、ハイヒールに憧れたものです。 海外旅行土産でも何本か頂いたけど、似合うのは無かった事も思い出しました。 そして65歳の章では、自分の夫が亡くなったとしたらと考えて、切なかったです。 そういえば年々唇が薄くなってきたのを口紅を塗る時に気付いては淋しくなってます。 79歳、私も施設に入っているか、天国にいるか?

2015/08/29

さよちゃん

図書館本。薄くて、読むのが遅い私でもあっという間に読み切れてしまう一冊。だけど、読んでいくうちに私は、どんどんとこのストーリーに引き込まれました。女性なら、お化粧した時に何気なく口紅をつけてる事もあるかも知れないけど、こんなにもドラマチックな口紅をつけられる女性に生まれたんだからこそ、おばあちゃんになっても、お気に入りの口紅をずっといつまでも素敵につけていきたい‥と、思った。

2014/02/11

mint-s

口紅にまつわる短編と写真。母が鏡台に向かって口紅をぬる姿をこわいと思っていた6歳、初めて口紅をぬった18歳などいろいろなシーンが自分の思い出と重なる。おばあちゃんになっても時々はおしゃれをして口紅もぬりたいな。

2017/10/27

もも缶

お気に入りさんの感想を読んで気になった本。女性にとって口紅ってやっぱり特別な意味を持つんだな、と感じられた1冊。私も男性から口紅をプレゼントされたい!女性同士では結構口紅をプレゼントしたりされたりするんだけどな~。薄い本でサラサラっと読めちゃうけど、深い本でした。ちゃんとお化粧しよう。個人的には18才の章がすごく好き。

2012/09/16

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