一歩を越える勇気 (サンマーク文庫 く 2-1)
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一歩を越える勇気 (サンマーク文庫 く 2-1) / 感想・レビュー
hatayan
2018年にエベレストで遭難した栗城史多氏の自伝。 元彼女の趣味を追って大学山岳部に入部。慕っていた主将を越えるべくマッキンリーに登頂。スポンサーを募るために経営者にアタック。迷いながら過ごした青春、事業を軌道に乗せる卓抜した行動力を記した前半は爽快ですらあります。 一転、後半は突っ込み所多数。サポート隊を大勢引き連れて単独登山を標榜し続けるのは苦しくないか、冒険家の使命が人に勇気と感動を伝えるというのは綺麗事ではないか。 登山ではなく、自己啓発の本と割り切ればよくできていると言えるのでしょうが…。
2019/02/11
デビっちん
再読。追悼というわけではありませんが、読まずにはいられませんでした。ご冥福をお祈りします。
2018/05/21
デビっちん
再読して、困難や苦境に遭遇したとき、感謝することを忘れている自分に気づきました。知識として知っていても、非常時にそれが自然と出てくるようにしなければ意味ないですね。だから、こうやって再読して気づきを促すんですが、期間をあけすぎてしまったのは激しく反省です。死と隣り合わせの環境の中で生き残れる人は、強い信念に加え、イメージの力と周囲と調和できる力が高いことによる気がしました。
2017/07/28
ヨータン
夢をかなえるには、「自分の夢をたくさんの人に語ること。」これに尽きるそうです。そして、山で苦しくて、一歩も足が出なくなったら、「ありがとう。」と言うと一歩が出るそうです。決して「ちきしょう。」とか「負けないぞ。」と思うと力が出ないらしい。今度マラソンで苦しくなったら、「ありがとう」と言ってみようと思ういました。
2014/12/18
デビっちん
登頂することのプロセスは、夢をかなえるプロセスに似ている。夢に向かっていく間には、困難や苦しみにぶつかる。苦しみに対抗しようとしても力はでない。苦しみも不安も自然の一部であり、その中で生かされているいることに感謝する。生きていれば、また次がある。夢がかなうかなわないは関係なく、夢を持つことに意味がある。ドキドキしながら一気に読んだ。本の良いところは、著者の体験を疑似追体験できること。困難や苦しいことにぶつかったら、深く呼吸して「ありがとう」と言ってみる。きっと次の一歩を踏み出せる。
2015/05/25
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