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女性兵士という難問:ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学

女性兵士という難問:ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学

女性兵士という難問:ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学

作家
佐藤文香
出版社
慶應義塾大学出版会
発売日
2022-07-12
ISBN
9784766428353
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女性兵士という難問:ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学 / 感想・レビュー

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榊原 香織

ジェンダー研究、自衛隊における女性、の研究してる人なんているんだなあ、と。 かなり難しい。研究書です。 1990年代には、ワインレッド作戦、として女性自衛官をミスコンテストに出す広報戦略が行われたそうですw バブルの頃かな

2022/11/22

Nobuko Hashimoto

今年の共同研究の参考に。女性兵士、自衛隊についての長年の研究から最新の動向までをまとめたもの。先行研究を丁寧に説明してあり、論点が整理されていて参考になった。日米の軍隊のあり方や存在意義、動向を中心に論じてあり、欧州、とくに東欧諸国の軍事や軍隊の存在意義やありよう、国民の戦争への危機感などとの相違を感じた。

2022/10/17

よく知らない分野の本だったので難しかったですが、なんとか読み終えました。面白かったです。

2022/09/08

古本虫がさまよう

「日本のフェミニストたちにとって、自衛隊の『女性兵士』研究は歓迎されざるもの、むしろ、警戒すべきものだった」という。「ある女性史の大家は『日本のフェミニズムの一角に女性兵士論が登場したことは遺憾だ』とはっきり書いた。女性学の雑誌では、わたしの論文を掲載するならば自分は編集委員を辞任する、と言った人もいた」という。学術会議の主要(共産党系)メンバー並みの極端な「軍事アレルギー」をもっているフェミニズム研究者が多々いたわけだ。学問領域にタブーなどないというのが研究者のイロハだろうに……。

2022/09/06

owlsoul

「男の聖域」とされる軍隊。そこに女性が参入することはフェミニストの間でも賛否が分かれているらしい。軍隊は「男性神話」によって駆動される組織であり、それ故に女性や同性愛者は排除され、戦地では兵士による性暴力が頻発する。国際的な潮流としては、侵略ではなく平和維持を目的とした「ポストモダンな軍隊」の構築が叫ばれており、その概念には女性兵士の存在が不可欠だ。しかし、著者の目にはそのような潮流も、フェミニズムの知を利用した帝国主義の再来に見える。女性の軍事化、または軍隊の女性化。それは世界にとって望むべきことなのか

2022/10/09

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