復活の日 (ケイブンシャ文庫 こ 1-20)
復活の日 (ケイブンシャ文庫 こ 1-20) / 感想・レビュー
おおにし
この文庫は1994年刊となっているが、オリジナルは64年刊のようだ。当時のウィルス学説を引用しつつ、人類を皆殺しにする新型ウィルス(増殖感染する核酸)の正体が明らかになっていく展開はハードSFである上に、東西冷戦、核戦争の恐怖など当時の国際情勢を取り入れたエンタメ小説であり楽しめた。コロナがきっかけで読むことになったが、小松左京の面白さを知ることができてよかった。日頃あまり本を読まない妻がこの本をみて「この小説、高校生のとき読んだよ」とポツリと言った。まさか小松左京を読んでいたとは!これは侮れない。
2020/06/03
kino
全編を覆う緊迫感が今生々しく感じられる。まとめ方が素晴らしい。強度のある小説。
2011/08/18
1977年から
1978年
ブー
約30年目にして、初めて原作読んだ。背景は、やはり古い物【当時。米ソ冷戦下】の、基本設定は逆に今だからこそ迫る物がある。映画版とは、基本設定は同じだが細かいところでは、ちょっと違う。新型インフルエンザとMM-88・・・ダブってしまった。今、だからこそ面白い本だと思う。
2010/03/21
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