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ハダカデバネズミのひみつ

ハダカデバネズミのひみつ

ハダカデバネズミのひみつ

作家
岡ノ谷一夫
出版社
エクスナレッジ
発売日
2020-08-15
ISBN
9784767827636
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ハダカデバネズミのひみつ / 感想・レビュー

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kinkin

この本はハダカデバネズミの魅力、特徴、研究の歴史や研究の最前線のことが写真やイラストとともにわかりやすく書かれている。ハダカデバネズミその学名は「変わった頭部を持つ毛のない動物」という意味だそうだ。私もこんな珍妙な動物を知ったのはそんなに古くはない。寿命は30年くらい、ガンになりにくい、低酸素状態にも強い、そして脊椎動物では唯一真社会性という女王がいて王がいて兵隊、雑用係がいるそうだ。ますます奇妙な生き物だ。アフリカの過酷な大地に住んでいるハダカネズミのたくましさよ。とにかく面白いので読んでみてね。

2020/09/03

アベシ

NHKEテレのサイエンスゼロで始めてデバを知り、その異様さに驚き、可能性に驚いてから3年が経過した。熊本大学三浦研究室通称デバ研に至るまでの長い道のりを今回知ることができた。千葉大・理研・北海道大学・慶応大学・熊本大学、研究者も岡ノ谷先生から三浦先生へ、30匹から始まり何度かの危機を経て今では600匹まで繁殖することができた。自然には、まだまだ未知のことがあり、知るべきことは五万とある。できれば上野動物園の彼らを見にいきたいものだ。長寿、ガンの克服、ips細胞etcその能力に興味は尽きない。

2021/01/05

いちろく

ハダカデバネズミの存在を知ったのは某小説の中で登場して。後日、都内のイベントで実物を目の当たりにして驚いたことを覚えている。そんなハダカデバネズミ、寿命は30歳を超える長寿であり、鳴き声による意思伝達を行い、脊椎動物の中でも完全な真社会性を確立しており、極めて特殊な種であることから研究の対象になっていると知る。単なるキモ可愛いと呼ばれるだけの存在ではないのだ。本書は、そんな研究報告を分かりやすく紹介している内容。それにしても、頂点に位置する女王のハダカデバネズミが種の中で一番ストレスが大きいのは、皮肉だ。

2022/10/08

sonettch

生き物の本は好きでつい読んでしまう。研究者たちへのインタビューやアンケートが面白い。ハダカデバネズミへのそれぞれの視点の違いなど、個性が際立つ。もっとも印象に残った論文がこちら。→【プレスリリース】ハダカデバネズミは尾を引っ張り、仲間の労働を妨害する 集団的意思決定に背く行動の発見 | 新着情報 | 国立大学法人 総合研究大学院大学 https://www.soken.ac.jp/news/6030/ 何やってんすか。

2020/10/04

紅子

ある時から存在してるような(気がする)ハダカデバネズミについて。 楽しい。楽しすぎる。 そしてとっても興味深い。 岡ノ谷さん、他のも読んでみよう。

2020/09/30

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