進化と暴走: ダーウィン「種の起源」を読み直す (いま読む!名著)
進化と暴走: ダーウィン「種の起源」を読み直す (いま読む!名著) / 感想・レビュー
ポレ
第3章まではそこそこ良書。『種の起源』の精読からはじまり、関連人物、時代背景を概観して、ダーウィンの思想を探求する。 第4章「言語の特性と進化」から怪しくなる。ダーウィニズムを基軸にする意味が薄れ、第5章「人類の暴走と限界」に至っては、著者の暴走ちゃいますの?的な、こじつけ感満載の展開になる。そして終章は我に返ったかのように、第3章までの著者へ戻るのである。第5章に関しては、結論ありきの論理展開としか思えない。なんか残念な気持ちだ。
2021/05/17
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