対訳 竹取物語 - The Tale of the Bamboo Cutter
対訳 竹取物語 - The Tale of the Bamboo Cutter / 感想・レビュー
みーなー
ハワイ大学の図書館で発見! 川端康成の現代語訳が絶妙だと思います。和歌の英訳がかなり元のニュアンスが抜け落ちていて、文化の違い、訳の難しさを改めて感じました。(「あはれ」なんて現代語訳でも難しいのに!)こどものころはおとぎ話として、中高では古典の題材として、竹取物語は日本人なら誰しも馴染みのある作品だと思いますが、枠物語形式で中にこんなにもエピソードがあったとは!教訓話が多く、どれも滑稽な結末ばかりでシニカルな感じがとてもカンタベリー物語と共通していると思います。特に「甲斐(貝)なし」は忘れられないです!
2011/09/18
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