KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

正しく知る心的外傷・PTSD ~正しい理解でつながりを取り戻す~ (ぐっと身近に人がわかる)

正しく知る心的外傷・PTSD ~正しい理解でつながりを取り戻す~ (ぐっと身近に人がわかる)

正しく知る心的外傷・PTSD ~正しい理解でつながりを取り戻す~ (ぐっと身近に人がわかる)

作家
水島広子
出版社
技術評論社
発売日
2011-08-20
ISBN
9784774147703
amazonで購入する

正しく知る心的外傷・PTSD ~正しい理解でつながりを取り戻す~ (ぐっと身近に人がわかる) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

カッパ

前にも読んだことがあると読んで感じました。メモも残っていたので記録漏れだと思います。心的外傷はPTSDについて勉強しよう。そう思って手に取った本です。大きな事件が起こった時にこんなことが起こる。それをしるだけでも初期に手を打てると思いました。全般的なことから細かい声かけの方法まで紹介されておりとてもわかりやすい内容でした。

2018/09/20

fishdeleuze

再読。311後に書かれた本ということもあって、PTSD・心的外傷についての説明に加え、周りにそういう人がいた時にどのようにケアしてあげるといいかということが具体的に書かれている。何かのきっかけで(それは大災害に限らない)、普段送っている生活が失われること、自明だと思っていることが自明ではなくなってしまうこと、世界はなんとなくまわっていくし、自分はまあ大丈夫だろうといういわば(よい意味での)根拠のない信頼が失われること、自分自身を信頼できなくなってしまうこと、こうした心の状態はとてもつらいことだ。

2015/09/09

fishdeleuze

311直後に書かれたPTSDに関する一般向けの啓蒙書。内容は平易で読みやすく、PTSDに関する説明だけではなく心的外傷を負った人に対する接し方、意識の持ち方にも触れている。「心のあり方」「人生の質をどれだけ高められるか」というのは水島氏の著作における一貫したテーマだが、本書においてもその基本的なトーンは変わっていない。また「日常生活というのは簡単に失われてしまうものなのだ」という認識、そして心的外傷を負ったことによる「世界に対する信頼」の欠如、すなわち自明性の喪失、そして「自分自身に対する信頼」の喪失だ。

2014/07/05

小木ハム

精神的にタフである、というのは別の言い方をすると、何事においても「まあ、何とかなるっしょ」という感覚を持っていることである。それは長じて「世界への信頼感」となる。現代は戦争やウイルス、自然災害、環境問題、経済の停滞、高齢化、少子化と不安づくめであり、信頼感などとても築けそうにない。私たちが先ずやれることは、一日は24時間であり、自分ひとりで出来ることは限られているのだとはっきり認め、身近にいる人達を大切にすることではないだろうか。個人主義・情報過多社会は不安感を取り除くには不向きな社会であると自覚しよう。

2023/07/02

ステビア

自然な自明性=共通感覚の喪失。レジリアンス!

2014/04/21

感想・レビューをもっと見る