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怪異古生物考 (生物ミステリー)

怪異古生物考 (生物ミステリー)

怪異古生物考 (生物ミステリー)

作家
土屋健
荻野 慎諧
久正人
出版社
技術評論社
発売日
2018-05-29
ISBN
9784774198064
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怪異古生物考 (生物ミステリー) / 感想・レビュー

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タカユキ

古今東西の怪異、妖怪、モンスターの正体についてを古生物学の立場から挑んだ作品。妖怪の正体については昔の人の想像の産物として文系的な立場から考察するのではなく、昔の人が偶然に見つけた彼らにとっては未知の生物である古生物の化石から想像を膨らませた可能性や現在では絶滅してしまった生物の記憶、伝承が産み出した可能性はないか?という古生物学による理系的な立場から考察している。龍やユニコーン、天狗にヤマタノオロチと幅広く裏付けされた考察をちゃんとしている。知的興奮が刺激される一冊。

2018/11/23

藤月はな(灯れ松明の火)

一見、怪しげな題名ですが、伝説上の生き物達のイメージの元になったのは何かを古生物学の視点で考察した、真面目な本です。とは言え、現存している生物や見つかっている生物の化石や骨から類推しているのでちょっと、ピンとこない所もありました。生物学上の骨構造に詳しい人は分かるかもしれません。真逆、この本でレッサーパンダが出てくるとは思わなんだ。イラスト、狙いすぎやろ!また、「画像検索すると最近は・・・」でじわじわ、来ていたら、とうとう、「すごいな、F○te」と言っていて遂に噴出してしましました。本当にね~(笑)

2018/08/02

chatnoir

今はすっかりファンタジーの住人として市民権を得た生物を、もしかして、この化石から想像したのでは?この動物がまだ生息していたのでは?とマニアが好みそうな一冊。象の牙が取れた状態の骨から一つ目巨人、象の牙が少し残った骨をひっくり返してドラゴンの頭とか、イルカの骨で天狗とかサメ類の歯が天狗の爪、ぬえは風太くん...って言う説は面白かった。全部古代生物の骨から攻めるのかと思ったら、八岐大蛇は火山の噴火の溶岩流に落ち着いた。そんな気もする。ふざけた本のようでいて、意外と幅広い知識が必要な本だと思う。

2018/10/29

流言

昔、ユニコーンってサイじゃない? とか八岐大蛇は水害のメタファー、みたいな意見は目にしたけれど、あらためてまとまった形で読み解くことができて面白かった。特に中華の竜とヨーロッパのドラゴンは今でこそ習合されているけれど原典は全く異なる、という話は言われてみればなるほど。中華では吉兆だけど、ヨーロッパでは悪魔だしね。グリフォンがプロトケラトプスモチーフというのは考えても見なかったけど言われてみれば四つ足で嘴がある獣ってこれしかないよな、とか鵺レッサーパンダ説は新鮮な驚きがあった。

2019/11/30

アカツキ

ユニコーンや龍など幻想生物を古生物学から見るとどんな可能性があるかという本。一つ目の巨人キュクロプスは、実は象類の頭蓋骨を見て作られたのではないかという話はなるほどだった。鵺はレッサーパンダ…?おどろおどろしい討伐場面が一転しそう。イラストがどれも格好良い。お気に入りは「近江鯉与鰐戦物語」の一場面を描いた絵。シュールだ。

2019/07/28

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