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大坂城のシロ

大坂城のシロ

大坂城のシロ

作家
あんずゆき
中川学
出版社
くもん出版
発売日
2020-12-08
ISBN
9784774331898
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大坂城のシロ / 感想・レビュー

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ケ・セラ・セラ

秀吉が天下を治めていた頃、大坂城には虎がいたという大阪で言い伝えられてきた話をもとにしたもの。犬を集めて虎の餌にしたという。毎日田畑で働き食べていくことで精一杯の村。山で少女サチに助けられ飼われていたシロもお城に連れていかれた。シロとサチ、そして城で虎への餌やりの仕事をしていた少年安吉の話。生きたいという強い気持ち。助けたいという気持ち。熱い思いが溢れる。中学年から、非常に読みやすいオススメ作品。

2021/10/16

shiho♪

図書館本。字が大きく読みやすい。4年生くらいから。時は戦国、豊臣秀吉が天下をとった頃。その頃は餓え、はやり病、戦で沢山の人が亡くなった時代。 大坂城には虎がいて、村々の犬が虎のエサとして捕らえられていた。サチの飼っているシロもまた虎のエサに…。このシロは過去に死にそうになり九死に一生を得た幸運な犬。虎と対峙したシロは…。読んでのお楽しみということで。 厳しい境遇を生きる子どもたち。でも、決してあきらめない、わずかな事でも幸せを見出だすポジティブな考え方、そしてシロの度胸…。今この時代だからこそ響くお話。

2021/10/05

マツユキ

秀吉の時代、大坂城には虎がいた。貧しい村の娘サチは、瀕死の犬シロを助け、家族同然に大切にするが…。賢く、勇敢なシロと、シロを助けた子供たちの健気さに感動しました。戦や、不作、疫病で、家族を失い、その日を生きていくのでやっとだけど、失いたくないものがある事は、幸せなこと。子供たちもまた賢く、勇敢。

2023/11/13

風香

偶然出会った瀕死の犬シロを家に迎え共に暮らすサチの元に、秀吉所有の虎の餌として犬を差し出すように、という知らせが届く。 大坂城に虎がいたという言い伝えをモチーフとした物語でシロの行く末にハラハラしながら読み進む。ストーリーが面白いだけに、もう少し内容を膨らませ高学年向けの読み物として読んでみたかった気もする。

雨巫女。@新潮部

《私-図書館》シロが、サチと出逢い。幸せに暮らしてたのに、大坂城で飼う虎の餌にする為に、シロは連れていかれる。そこで、帰りたいシロは、虎と戦い倒す。しかし、深い傷を負うシロ。救ったのは、安吉。安吉は、サチの元にシロを連れて帰る。幸せになれるといいなあ。

2021/06/17

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