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星の王子さま

星の王子さま

星の王子さま

作家
サン=テグジュペリ
ドリアン助川
出版社
皓星社
発売日
2016-12-03
ISBN
9784774406268
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星の王子さま / 感想・レビュー

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♪みどりpiyopiyo♪

「何百万もある星のなかで、たったひとつの星にしかない花を愛している人がいたとしたら、その人は星空を見るだけで幸せな気持ちになるよ…」■四六判くらいのソフトカバーで、文は縦書き。それだけ聞くと期待薄めですが、パール掛かったカバー、カバー袖の星々、黄色い表紙、扉絵のポップなコラージュ、ソフトカバーながらも糸綴じで開きも良く、行間と余白が広くすっきりとした頁、…と、装丁が軽やかで素敵です♪ ドリアン助川の訳は、読みやすく、また、日本語としてのリズムが良いのが流石ですね。(1943年、2016年訳)(→続

2019/12/31

東谷くまみ

読メ登録500冊目。かわいい王子さまとフェリックキツネが教えてくれたこと。心をよせる事の大切さ。誰かを思う時間はとても穏やかで幸せな気持ちにさせてくれる。お互いが大切なお互いになるために過ごした時間は例え別れが訪れても、星を見上げる度に、その思い出を辿る度に心に5億の鈴の音を降らせてくれる。寂しいけれど…涙を溜めた目を空に向けてその人の笑顔を、幸せを願うことができるように。本当にたいせつなものは目に見えないこと。大人はわかりやすく形あるもので物事を測ろうとする、外側を飾り付けたものだけで。→

2022/01/15

歳を重ねるにつれて、大切なことがどんどん目に見えなくなっている気がする。この本を読むたびにそんな自分に気づいて悲しくなってしまう。でもその大事なことを、この小さな王子さまに教えてほしくて、これからも何度もこの本を手に取りたいと思うのだ。心に染みる言葉やエピソードがいっぱいあるけれど、キツネとの会話が本当に本当に好き。大切な人との繋がりって、こうやって日々の中で少しずつ少しずつ育まれていくんだね。そして、王子さまとの別れはいつも泣いてしまう。これまでとこれからの出会いと別れ。そのすべてに感謝の思いを馳せて。

2020/12/31

kanki

ドリアン助川さん訳、解説。どこかの星で王子さまが笑っている、だから星空全体が笑い出す

2021/12/20

mataasita

なかなか読む機会がなく、ドリアンが訳してるのを知ってようやく読んでみた。不時着したあとの話というのが、パイロットをしてた作者の特徴なのかな。40手前の自分には内容がピンとこなかったな。さすが不惑の手前(笑) 人間社会の愚かさ、警告のような部分を背負った児童文学の印象。大切な時間を共有したからこそかけがえのないものや関係になるという部分はまさにそのとおり。aiやロボットが興盛の世の中でも子どもたちには仲間と同じ時間を共有する経験をさせたいものだ。コスパとは違う考え方や捉え方の時間こそが必要。夏休み9冊目。

2022/08/30

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