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愛ゆえの反ハルキスト宣言

愛ゆえの反ハルキスト宣言

愛ゆえの反ハルキスト宣言

作家
平山瑞穂
出版社
皓星社
発売日
2017-09-06
ISBN
9784774406398
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愛ゆえの反ハルキスト宣言 / 感想・レビュー

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ひめか*

村上作は2作ほどで合わないと思ったので、ほぼ読んだことがない。過去作を分析し、類型化して事細かに解説しており、こんなに熱を持って批判できるのは本当に愛ゆえなんだろうな。確かにどの作品にも似た傾向が見られ、頷けた。私が合わないと思った理由も平山氏が思うことの一つなのかもしれないと思った。でも何十年かの時を超えて再会する物語や宗教信者など、平山氏の作品に影響を受けている部分も大いにあると思う。逆に村上作を読んでみたくもなった。作品によって作風の違う平山氏にとっては、これほど類似した作品は考えられないだろうな。

2023/05/17

もりの

冒頭読んで、「しっくりこないのは分かったけど、それで本まで書くか?」と思ってしまった。平山さんは好きだし、村上春樹アレルギーというのも分かるけど、それ以降読む気になれなかった。ほんと、憎めないから、タイトル通り愛ゆえに書いているんだろうなぁ

2021/11/19

岸田解

平山瑞穂と村上春樹、どちらについても私はあまりいい読者とは云えないだろう。しかし、それでも「平山瑞穂が村上春樹について書いた本」を「読まないわけにはいかなかった」のだ。/村上春樹の長篇小説は(現時点での)全十四作の丁度半分、七作目の〈国〉で止まってしまっている。次の〈ね〉が、なかなかハードルが高いせいでもあり、本書の中で何度も出てくる表現に倣えば、「雑音」が気になってしまうからでもある。/ただ、終章の「サブカルチャー」に絡めた論述は、もっと時間をかけてより深く考察しても良かったのではなかろうか、と……。

2017/11/26

山一工房

「愛ゆえの」とあるように、ときに感情的になり過ぎているようにも感じた。そもそも、村上春樹を純文学としてとらえること自体が間違っていると思うけど。純文学よりのエンタメみたいな感じがする。伊坂幸太郎のようになれればわかりやすかったんだと思う。ジャンル間を飛ぶコウモリみたいな存在。

2022/10/06

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