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時のきざはし 現代中華SF傑作選

時のきざはし 現代中華SF傑作選

時のきざはし 現代中華SF傑作選

作家
江波
何夕
糖匪
昼温
陸秋槎
陳楸帆
王晋康
黄海
梁清散
凌晨
双翅目
韓松
吴霜
潘海天
飛氘
靚霊
滕野
立原透耶
出版社
新紀元社
発売日
2020-06-26
ISBN
9784775318287
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時のきざはし 現代中華SF傑作選 / 感想・レビュー

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はるぱ

いま勢いのある中華SF。そこからセレクトされた短編アンソロジー。ひとつひとつのストーリーにとんでもない振幅があるし、当然ながらテイストに好き嫌いもあるので、読了に時間がかかった。それでも全体を通じて“SFならではのセンスオブワンダー”を味わえた貴重な読書体験。これによってワシの「SF食わず嫌い」もかなり治癒されてきた感覚。もちろん中にはほとんど意味不明の噺もあったので、そこはやっぱり博打なんだけど。

2020/08/01

ヘラジカ

昨今の中国SFブームにおける影の立役者、立原透耶氏が編集したアンソロジー。本自体ボリュームがあって収録数も多い。そのため一口にSFと言っても作風が非常に豊富。中には好みでない作品や、あまりピンと来ない作品もあったが、幾つかはとても楽しく読めた。何と言っても『三体』の劉 慈欣と並んで中国SF四天王と呼ばれ、あの大作家の残雪にも喩えられる韓松は素晴らしかった!グロテスクさと不愉快さにゾクゾクする怪作で、ぶっ飛んだ悪夢的世界はまさに残雪の妙味。SF好きには好き嫌い分かれそうだが、自分はこれだけで値段分楽しんだ。

2020/06/26

ネコベス

現代中華圏のSF作家の作品から多種多様な短篇を幅広く選りすぐったアンソロジー。異星人との結婚の顛末をユーモラスかつしんみりと描いた「プラチナの結婚指輪」、シュールで不気味な後味を残す「地下鉄の驚くべき変容」、スペースシャトル事故で生き残った人々が飢えにさらされ疲弊し徐々に理性を蝕まれて行く様を描く「餓塔」が面白かった。

2020/08/30

sonettch

「沈黙の音節」spell とはもしかしたらこのようなものなのかもしれない。「七重のSHELL」貉を思い出した。「済南の大凧」晩清パンクSF面白い。「プラチナの結婚指輪」Seal Maiden を思い出した。「超過出産ゲリラ」ストロビラやエフィラ好きにはたまらない。「地下鉄の驚くべき変容」なんとなくエロチック街道を思い出した。「人骨笛」高橋葉介に漫画化してほしい。「餓塔」結末がすばらしい。「落言」異星人の言語と異星人との交流について。「時のきざはし」新しい時間旅行が発明された。

2020/08/03

てんぐのぐんて(瀬戸かもめ)

控えめに言って神。「中国らしいSF」ではなく「SFらしい中国SF」のアンソロジー。江波『太陽に別れを告げる日』…某SF漫画に似ているが、友情や宇宙への希望が印象的。何夕『異域』…いろんな意味で怖いけど農場の設定が面白い。食料危機。糖匪『鯨座を見た人』…現実の残酷さと夢の力強さ。美しい。昼温『沈黙の音節』…虐殺の文法を思いだした。ミステリ要素もあって面白い。陸秋槎『ハインリヒ・バナールの文学的肖像』…まさか架空の作家だとは。王晋康『七重のSHELL』…同性愛には差別的。映像にしたら映える話だと思う。『済南の

2020/09/07

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