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ハ-メルンの笛吹き男: グリム兄弟『ドイツ伝説集』より

ハ-メルンの笛吹き男: グリム兄弟『ドイツ伝説集』より

ハ-メルンの笛吹き男: グリム兄弟『ドイツ伝説集』より

作家
リスベート・ツヴェルガー
レナーテ レッケ
池田香代子
出版社
ビーエル出版
発売日
2010-03-01
ISBN
9784776404040
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ハ-メルンの笛吹き男: グリム兄弟『ドイツ伝説集』より / 感想・レビュー

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Hideto-S@仮想書店 月舟書房

〈その男〉は帰ってきた。目に怒りの炎を宿して。果たされなかった約束の責を償わせるために、笛を吹く。グリム童話の代表作の一つだから、ストーリーをご存知の方は多いでしょう。それでも、ツヴェルガーさんの繊細な絵で描かれるこの本は怖い。表紙は笛吹き男の前で凍りついたように立ちすくむ子どもの姿。あとがきを読んで、さらに戦慄が。〈事件〉が起きた日付まで記されているとは初めて知りました。

2015/07/13

☆よいこ

絵本。ツヴェルガーの絵が美しい。読み聞かせ8分▽なに不自由なく豊かに暮らしていたヴェーザー川ほとりの町ハーメルンに1284年、ねずみが大発生した。人々が困り果てていると「まだら男」ブンティングが現れ、不思議な笛の音でねずみを退治してくれた。ところが町の人々が約束した報酬の黄金をしぶったため、ブンティングは起こって去っていく。6月26日に再び現れたブンティングは狩人の服を着ていた。不思議な笛を吹き130人の子供を連れ去る▽『ハーメルン』はいくつか絵本がでているのでどれを選書するか悩んだけれど正解でした。

2023/10/30

♪みどりpiyopiyo♪

何百年も昔のこと、川のほとり、ハーメルンの町では、人びとがなにひとつ不自由なく暮らしていました… ■グリム兄弟の『ドイツ伝説集』の中の一編です。この本はとりわけ絵がきれい。大胆な構図、ほわんと優しく朧げな中に 笛ふき男の幻想的な瞳が印象的。リスベート・ツヴェルガーさんはオーストリアの画家。■難読漢字にルビ付。巻末にレナーテ・レッケによる解説あり。心静まる良い絵本でした。(2009年)

2018/11/09

小夜風

【図書館】ツヴェルガーさんの描く「ハーメルンの笛吹き男」。何冊か読みましたが、レッケさんのあとがきに、なるほどと思いました。今まではホラーかファンタジーのように解釈していたのですが、強制労働とかペスト等で子どもがいなくなった説は現実味があり、納得出来てしまいますね。いずれにしろ、悲しいお話。起こった日付まで書かれているのがまたゾッとさせます。

2015/07/09

ろくべえ

中学1年生対象昔話ブックトークにて。グリムの美しい絵本として紹介。ツヴェルガーの絵が幻想的な美しさを醸し出す。時間の関係で内容としては「130人の子どもが姿を消した」ことしか話せなかったのに、読みたいと言ってくれた生徒さん多数。

2017/02/21

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