梨の子ペリーナ: イタリアのむかしばなし (世界のむかしばなし絵本シリーズ)
梨の子ペリーナ: イタリアのむかしばなし (世界のむかしばなし絵本シリーズ) / 感想・レビュー
美紀ちゃん
ペリーナ→梨の子という意味。賢い子でてきぱき仕事をこなす心の優しい子。同じ年頃の王子様と仲良しに。妬まれたペリーナは、成り行きで魔女の宝物をとりにいくことに。でここからは3枚のおふだ的な力で無事に宝にたどり着き持ち帰れて、めでたしめでたしなのだが。 何が素敵ってもう、酒井駒子さんが大好き💕 素敵な絵✨ 最後の王子様がぴょんと飛び出してきてハグするシーンは、最高✨👏✨
2020/12/11
seacalf
きっかけはもちろんイタロ・カルヴィーノ。どんな絵本に仕上がっているか楽しみだったけれど、頁を開けば瞬く間に酒井駒子さんの絵力に心奪われる。とにかくペリーナがキュートなこと。イタリアの昔話が元になってるらしいが、ちょっと残酷で理不尽、そしてリズミカルな話の展開がいかにもフォークロアっぽくていい。最後はお約束のエバーアフターな結末にほっこり。絵の心得はさっぱりだが、やっぱり酒井駒子さんはすごいな。どうしてこんなにも心奪われるのだろう。
2020/10/20
buchipanda3
酒井駒子さんの絵に惹かれて手に取った本。お話はカルヴィーノがイタリア全土から集めた民話集の中の一篇らしい。元の題名は「梨といっしょに売られた女の子」で、まさにそこから始まる。末娘をさらりと売ってしまう親に驚かされるが、これも昔話ならではか。彼女は王様の命令で魔女の宝物を取りにいく羽目に。童話らしい不思議な出来事に、大切な事を教えてくれる民話らしさも。かまどの女たちの描写にあんぐりとなり、宝箱の姿にちょっと目を丸くしてしまった。そしてやっぱり最後のシーンの絵が良かった。イタリアらしい心憎い演出だなあ。
2020/09/02
☆よいこ
絵本。酒井駒子さんの絵が好き。▽梨と一緒に売られたペリーナは、かしこくて優しい少女だった。王子様と親しくなり、他の召使に嫉妬されたペリーナは、王様に命じられ魔女の宝物を取りに行く。途中梨の木の上で休んだペリーナは、不思議なおばあさんの助言ともらった道具で困難を乗り越え、宝物を持ち帰ることに成功する。ハピエン▽読み聞かせ約11分。
2020/11/06
とよぽん
父親や王様から理不尽な扱いを受けながらも、梨の木の下のおばあさんに導かれて困難な役目を無事に果たすペリーナ。賢く勇気ある少女の冒険譚だった。酒井駒子さんの絵が物語にぴったりの雰囲気を醸す。イタリア民話の再話とのこと。
2020/11/02
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