チョコレートのおみやげ
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大人の心も癒す 冬に読みたい絵童話
外の寒さが厳しくて、室内で過ごす時間の長い冬休み。ゲームや動画も良いけれど、せっかくなら新しい物語に出会ってほしいと思うのが親御さんの心理ではないでしょうか。でも、いきなり長い物語や文字ばかりの児童文学を手渡しても、読んでもらえずそっと本棚に戻されるのも事実。それなら、美しい挿絵がふんだんに描かれた「絵童話」はいかがでしょう? 「絵童話」とは、 ・絵本よりも文章が長く、読み物よりも絵がたっぷり入っている作品。 ・お話の内容が、子どもが楽しめるものでありながら、大人が読むとさらに味わい深く感じられるもの。 ・本のサイズがA5ぐらいで読み物の体裁をしているもの。
今回、寒い冬に心をポッと温めてくれるような、あたたかい飲み物と一緒に味わいたくなる珠玉の絵童話2作品をご紹介します。
注目の新進作家・北川佳奈さんと大人気イラストレーター・くらはしれいさんによる、とびきりキュートなふたりのおはなし『クーちゃんとぎんがみちゃん ふたりの春夏秋冬』
クーちゃんとぎんがみちゃん ふたりの春夏秋冬
作:北川佳奈 絵:くらはしれい みどころ カカオの町に暮らす、板チョコレー…
2023/12/24
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チョコレートのおみやげ / 感想・レビュー
シナモン
港の公園のベンチでチョコレートを食べながら聞くおばさんの物語。たった一度のうそで風見鶏になってしまったニワトリだけど…時間はチョコレートのようにとけていく。優しい結末で良かった。植田真さんの挿絵も雰囲気あって素敵。チョコレートが食べたくなる一冊でした。
2021/09/13
seacalf
短いお話ながら、優しさとウィットに溢れる素敵な話だった。5年生のゆきちゃんとみこおばさんはゴールデンウィークに異人館や港をデート中。その終盤にゆきから今回のお出かけの感想を聞いたみこおばさんは突然即興でひとりの男とニワトリの話を始めるのだが・・・。装丁や挿絵も心が行き届いていて素直に物語に引き込まれていく。季節柄、滅多に食べられない高級チョコレートの頂き物があったので、この物語にあるようにゆっくりと甘みを感じながら読めばなお良かったかも。まだ未読の方はお手元にチョコを用意すると一層楽しめるかもしれない。
2022/03/06
☆よいこ
児童書。4年生位から~。ゆきちゃんは大好きなみこおばさんとふたりで港と異人館を見に行く。チョコレートを食べながらベンチで休憩すると、今日見たものの中で好きなものを挙げてと言われる「異人館、風見鶏、ライオンのノッカー、金属でできたツタのからまった電気スタンド、坂道、風船売り、チョコレート」おばさんは物語を語り始める▽異人館に住む風船売りとニワトリの話。ニワトリのいたずらで風船売りが大変なことに▽即興で作られる物語はとても優しいストーリー「時間がとけていくみたい」チョコレートが食べたくなる。良本
2022/06/17
美紀ちゃん
チョコレートって時間がとけるみたい。 素敵。
2021/08/19
はる
こんな風に、即興で物語を語ってくれるおばさんが素敵だな。ゆきちゃんとみこおばさんの、関西弁のやりとりが温かい。おばさんは時間の大切さ、嘘をつくことの悪質さをゆきちゃんに教えようとしたのでしょうね。でもゆきちゃんは、それを上回る優しい子だった…。こんな聡明な発想が出来るゆきちゃんが凄い。おばさんも嬉しかっただろうな。最後の文章、おばさんの目を細める姿が目に浮かびます。
2021/10/03
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