はつみ道楽 (Next comics)

緋莢

＜ある日、仕事で特許を取得し、毎月１万７８３０円のお小遣いを手にする。はつみは、心の赴くままに、プチ贅沢をはじめてみる＞とあらすじに書いてある通りの内容。香水を買ってみたり、乗馬をしてみたり、オペラを観に行ってみたりしています。天ぷらを食べに行く回で、店主が語っていた 「油を調節するタイミング」。全部の天ぷら屋がそうではないのでしょうが、その奥深さに唸りました。友人から薔薇の話を聞く回。薔薇というよりは話を聞いて思い浮かべる人物のイメージの違いっていうのは別の、それもミステリで使えそうだなと思ったり（続く

2021/06/05

ごま

曖昧で気まぐれな好奇心、それが道楽。それが人生に彩りを与える。決して遠くの話ではなく、自分の生活のすぐ傍に。働くばかりでそのことを忘れてしまってはもったいない。こんな世の中、どんなことも面白がり、楽しんで生きていたい。続編希望です。

2020/12/01

辺野錠

表紙からグルメ漫画なのかと思ったらそれだけではなく茶筒や香水と普段買わない物を買い乗馬を体験しオペラやバラ園へ行くと話の幅が広いのが楽しかった。日常の中や近くにはまだ知らないことが沢山あって一歩踏み出してそれを見てみるというのもいいものなんだなと思った。

2019/09/23

やいとや

特許が取れたので、ひと月に1万8千円弱の副収入が入る事になるはつみが、気の向くままに道楽を味わうという趣向の一冊。しかし、これが思いの外、キた。なんというか、こう「豊か」なんだよね。金の使い方が綺麗、とか元を取ろうとガツガツしない、とかもあるのだが、楽しみに向けてはつみの心が常に開かれていて、柔らかくそれぞれの趣向を受け止める姿が、なんともこう豊かなのだ。自分がつい日々の忙しさに置き忘れるものを、丹念に拾い上げ、乗馬や天麩羅、香水の形にして目の前に取り出してくれるような。読んでいてなんとも心地好かった。

2024/01/28

ちょこ

面白かった。まだまだ読みたいな。

2019/06/24