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架空線―歌集

架空線―歌集

架空線―歌集

作家
石川美南
出版社
本阿弥書店
発売日
2018-08-01
ISBN
9784776813835
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架空線―歌集 / 感想・レビュー

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qoop

飄逸な軽みと豊かな情感を感じる著者の短歌は、一種のバリアとして彼我の間に横たわっているかのよう。負った傷はもちろん、傷つけたものもまた突き放すのではなく同時に包みこむ皮膜の役割。ニュートラルで柔らかな客観視。上がらない温度。現代的という印象を受けた。 /祖母の口は暗渠ならねど土地の名のとめどなく溢れかけて見えざり /わたし変温動物だから灼熱の打ち明け話ほとほと不得手 /「ふじはに」で切れたる歌を「ぽんいちのやま」とつないで旅閉ぢてゆく /まどろみのあひま幾度も思ひ出す売約済の五位鷺の絵を

2019/10/09

ひじき

北村薫の本で引用されていた歌が気になって手に取った歌集。歴史的仮名遣いの端正なかたちに現代的な風景、ちょっとユーモラスな情景、うたた寝で見る夢のような雰囲気が自然に織り込まれていて、これはストレートに好き!って言いたいタイプの歌…。ひとつのテーマに沿った連作や小説作品などの文脈がある作品が多く、一首一首を楽しむだけではなくて本全体の流れをおはなしのように追っていくのもとても楽しい。

2020/04/30

あや

日常を詠んでいるのに強く惹かれる歌多数。本屋さんにお勤めされてたところに親近感を感じます。

2019/01/12

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