鼠小僧次郎吉
鼠小僧次郎吉 / 感想・レビュー
ラッチ
和泉屋の次郎吉たぁ で終わるこの物語は、面白い!是非周知したい小説です。芥川の作品としては滑稽物に分類される話です。
2018/03/18
hiko1
悪人を普通の人がどういう風に見ているかを描いた作品。「胡麻の蠅」と呼ばれるケチなコソ泥は、派手な悪事のほうが人々が驚嘆し敬意を払うと考える。彼は義賊と言われた鼠小僧になりすます。それを見とがめた和泉屋次郎吉は、悪事を働いて捕まえれば重い刑罰に処せられるという冷酷な事実を突きつける。この事実は重い。実はこの和泉屋次郎吉こそ鼠小僧であった。
2021/10/28
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