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現代日本の開化

現代日本の開化

現代日本の開化

作家
夏目漱石
出版社
ゴマブックス
発売日
2016-07-20
ISBN
9784777155231
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現代日本の開化 / 感想・レビュー

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Ayumi Katayama

「明治四十四年八月和歌山において述」とある。講演記録である。大逆事件で幸徳秋水が処刑されたのが同じ年の一月。言論統制が吹き荒れた時代。日本の開化は内から自然発生的に生じたものではなく外部から押し付けられたようなものであるから、真の開化ではない。それをあたかも内発的ででもあるかのごとき顔をして得意でいる人のあるのは宜しくない。虚偽でもある。軽薄でもある。日本の高慢な態度に苦言する。言論統制がなければもっと言いたいこともあったかもしれない。小言ばかりでもなく面白おかしい表現もあって楽しかった。

2022/03/18

美東

子供の国語の教科書「国語総合 現代文編」https://bookmeter.com/books/12477236 掲載で読んだつもりになっていたのだが、落語でいう「枕」にあたる前半部がほとんどカットされているのに気づいたので原典をあらためて拝読。さらに終結部にも一部カットがあった。「モーパッサンの小説」のエピソードであるが、ここは教育上問題があるので教科書としてはカットせざるをえなかったのであろう。

2022/04/11

美東

子供の国語の教科書掲載につき拝読。「国語総合 現代文編」https://bookmeter.com/books/12477236 ”西洋の開化(すなわち一般の開化)は内発的であって、日本の現代の開化は外発的である。ここに内発的というのは内から自然に出て発展するという意味で、”と、漱石先生は仰る。

2022/03/27

日本の近代化は内内から出たものではなく、必要に迫られて西洋の開化を取り入れざるを得なかった悲惨なものである、との分析。

2017/10/09

のんの

夏目漱石の和歌山での講演を書き起こしたもの。回りくどい部分もあるが、明治日本の開花は内発的な発展のスピードを遥かに超える外発的な波によって後押しされるものであると説く。急速な発展に湧く当時、それを冷静に分析する漱石の観察力が現れている。

2018/07/15

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