趣味の遺伝
趣味の遺伝 / 感想・レビュー
kawa
日露戦争時の旅順戦で戦死した友人・浩さんの儚い一目惚れの物語。戦争終結から間もなく行間に厭戦気分が漂う。
2021/12/09
しゅね
趣味の遺伝の話という体で反戦のメッセージを投げかけている作品。「だから蠢めいているなどと云う下等な動詞は浩さんに対して用いたくない。ないが仕方がない。現に蠢めいている。(中略)いかなる人間もこうなると駄目だ。」
2022/02/09
uusak
お国のために死んでいった青年、残された人たちの静かな悲しみ、そしてその時代を感じました。
2020/10/12
kirin
漱石がこんなに反戦色の強い作品を書いているとは知らなかった。御母さんが頭いいな……
2022/04/24
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