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断食芸人

断食芸人

断食芸人

作家
フランツ・カフカ
出版社
ゴマブックス
発売日
2016-07-20
ISBN
9784777159239
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断食芸人 / 感想・レビュー

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ペグ

青空文庫にて読了。「書写人バートルビー」を彷彿とさせる「断食芸人」。生きる為に食べ、食べるために働く。働く手段は頭を使うか、体を使う。そして人間は必ず死を迎えなければならない。この流れをカフカはひとつの方法を使って短編小説に仕上げました。これは凄い‼︎クスッと笑わせる場面もあり、場面は見事に映像になりました。本の道先案内人K氏にブラボー(^_^)v

2016/12/12

kurupira

断食芸人は過去に実在していたようで、カフカはその特異な存在を描きたいのではなく、見て感じていた違和感を伝えたかったのかと思う。檻の住人が豹へ入れ替る対比から生物としてどちらが真っ当であるかを示しているのか、そもそも檻の中での生活を否定したいのか、さらには檻の外側にいる我々の存在へも疑問を投げかけてるならかなり深い作品だなあ。短い作品のため読者によって感想が変わる作品な気がする、後で違う方の感想をチェックせねば。

Licaste

通勤時に。/どう解釈しようか朝からずっと考えていたら、楽しい一日になった。ぐるぐる彷徨って最終的に行きついたのは、「理解してほしいけれど、理解を示されるとそれはそれでなんだか不快」というような、自分でも持て余す心情。考えている途中、「私は皆が思うほど立派な人間じゃない、しかし立派だと思われるのは快感でやめられるわけもなく、いつでもほぼ完璧に取り繕ってしまう、でもやっぱり本当の自分を見すかしてしい。でも、『本当の自分』なんて自分でも存在するのかすら知らない」ということも頭をかすめ、面倒臭い人間だと自覚した。

2019/05/08

utyuni_ikitai

断食芸人という存在が道楽として当たり前にある世界がすごく違和感だったし、彼らが生きる目的とか使命として断食してたのがすごく生々しかった。最後の豹の描写が彼らと比較されていて、生き生きしていたのはかつて断食芸人のいた檻に入れられたからかなと思った。

2018/10/31

藤矢

カフカ生前最後の短編。19世紀後期ヨーロッパに「断食芸人」という職業は実在していたとか。最初は持て囃された断食芸人も、時代の移り変わりの中でその役割を終えていく。彼がなぜ食事を取らないのか?その理由はシンプルかつ明快ながらも、現代人には理解できないだろう。キリストもブッタも断食の末人の身を超えたが、断食芸人もまた最後は彼らと同じ存在に到達したのではないか。というのは僕の妄想

2020/07/09

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