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しりあがり寿の死後の世界

しりあがり寿の死後の世界

しりあがり寿の死後の世界

作家
しりあがり寿
寺井広樹
島田裕巳
出版社
辰巳出版
発売日
2020-09-19
ISBN
9784777821570
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しりあがり寿の死後の世界 / 感想・レビュー

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Vakira

人類は想像の出来る動物である。生命は成長し、やがて老化していずれ死ぬ事を知る。肉体は生命を失い、朽ちていくが魂は何処に行くのか?自分が無になる事は理解出来ない。だからまた違う世界があるに違いない。こうして人類は死後の世界を創造してきた。現実に空が高く続き、海深く深海がある。人の業から天国、地獄は想像したのだろう。今を良く生きるために。しかし人類は空を飛びだし宇宙へ、月へ。深海や地底にはリュウグウノツカイはいても地獄はない。科学の力によって「あの世」は居場所を失ってしまった。では「あの世」探してみよう。

2021/10/03

うわじまお

気になったので読んでみた。マンガと解説で構成した、各宗教や研究者が考える死後の世界。少しだけ勉強になりました。内容が思った以上に薄く、期待していたものとは違ったかな。ただ、死後の世界がどんなだろうという想像力は強くなりました。

2021/01/22

遊々亭おさる

あらゆる謎は科学の力で解明出来ると信じられる現代。その科学の力を持ってしても分からないのが死後の世界。艱難辛苦の人生だった者は死んだら天国に行きたいと願い、悪事に手を染めて栄華を極めた者は地獄行きの恐怖に怯える。そんな感情は今も昔も変わらぬ普遍的なもの。信じる者は救われる。現世で神を信じ、徳を積むことが天国行きの乗車券。天国に行ける自信がない人も諦めちゃいけません。宗教は己の努力と法力によって極楽に導いてくれます。天国と地獄は生きている人間のためにある。AIによって永遠の生を手に入れる選択肢もあるけれど。

2020/11/24

千石京二

「死後の世界」という題材と、しりあがり寿の漫画に惹かれて購入。とても面白かった。キリスト教、中国仏教、神道、イスラム教などの宗教の世界観の中で語られる死後の世界と、何人かの「死後の世界について文献を残した人物」(哲学者ではない)について、平易な文と、しりあがり寿のユニークな漫画で説明されている。「死後の世界」というものは、生きている我々は決して体験することができないが、宗教という大きな単位でも、個人の思想の単位でも、わりと自由に理解されてきたのだなということがわかった。→

2020/10/03

Hikari Sakai

★★★★宗教の特徴が現れる死後の世界の定義を理解できる良書。仏教は輪廻転生し人間と生きること自体が苦行。ユダヤ教の派生であるキリスト教とイスラム教は似てて異教徒というだけで地獄行き。神道は魂が祖霊として現世を回遊して子孫を見守る。どの地獄も凄まじく残酷で生前に善行しようと思う!

2020/12/25

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