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漫画が語る戦争 焦土の鎮魂歌 (小学館クリエイティブ単行本)

漫画が語る戦争 焦土の鎮魂歌 (小学館クリエイティブ単行本)

漫画が語る戦争 焦土の鎮魂歌 (小学館クリエイティブ単行本)

作家
手塚治虫
北条司
中沢啓治
ちばてつや
出版社
小学館
発売日
2013-07-25
ISBN
9784778032579
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漫画が語る戦争 焦土の鎮魂歌 (小学館クリエイティブ単行本) / 感想・レビュー

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アイアイ

火に弱い日本屋根の密集家屋を狙って米兵が爆弾の威力や火災の広がりを実験した空襲、原爆、満州引き揚げを描いた戦争体験者の漫画家の力強い作品。曽根冨美子「ヒロシマのおばちゃん」ちばてつや「家路」 「味方の高射砲の方が怖いんだぞ」という台詞にゾッとした巴里夫の軍需工場で働かされた少年時代を描いた「石の戦場」 軍人になるべきでない一般の人々が消耗戦を強いられ、非戦闘員の弱い者をターゲットにする。アメリカって心底恐ろしい国だ。▽図書館

2017/06/12

№9

個性豊かな漫画作家による戦争をテーマにした作品集。手塚治虫の「カノン」では、戦闘機からの機銃掃射によるこれ以上ないほどの残酷な描写がある。戦争による「殺人」の恐ろしさを、それを知らない世代に知らしむるために、あえて描いてみせたのだろう。東京大空襲を描いた政岡としやの「火の瞳」もその恐ろしさに言葉がない。中でも出色は曽根富美子の「ヒロシマのおばちゃん」だ。ヒロシマをこんな風に描いたものを見たのは初めてだった。あの時代の生々しい記憶、それをいつまでも風化させることなく語り継いでゆく、貴重な貴重な作品集である。

2014/01/18

4月から新職場の寺

よくある戦争漫画アンソロジーだが、初めて見る作品が面白かった。曽根富美子『ヒロシマのおばちゃん』(結核で入院した女性の被爆体験)、ちばてつや『家路』(作者の満州引き揚げの思い出)、山上たつひこ『回転』(戦後のとある殺人事件)が良かった。巻末には鈴木邦男(右)&宮崎学(左)の解説対談という豪華さ。さすが大手の小学館。

2013/10/28

seichan

手塚治虫の描く機銃掃射で顔がブッ飛ぶ描写とか、中沢啓治の描く被爆後の追い詰められた兄妹生活とか、絵が昔風だから見逃されてるんだけど、さらりとエグいんだよね……。今だったら「子供の教育に良くない」とか非難轟々になりそうだけど、それが戦争を知っている世代の「常識」と現代の「常識」との違いかも。当時は、実際に死体や惨劇や貧困を目の当たりにしてきた人ばかりだったわけで。それが「戦争はいやだ」という、今では陳腐化した言を支えてた「リアル」じゃないかなぁ。

2015/10/11

majiro

「子どもたちの戦争」もひどかったが、こちらも、かなりしんどい内容だった。意外な作家、大好きな作家の戦争作品が掲載されていたことには喜んだけれど、ボリュームもあり、かなり気が滅入った。しかし、本当の戦争はこんなもんではなかったのだと思い、なるべく目を背けないで読んだ。その先の、戦争のない世の中を見つめよう!

2014/06/24

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